平成23年度 研究成果報告会開催記録
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要マネジメント)、市民・企業市民参加という観点から研究を行ってきています。 54(1)平成22年度の研究テーマ:自主4(1)平成22年度の研究テーマ:自主●地区交通安全対策に関する研究・障がい者移動支援に関する研究●地方都市における企業TDM/MMに関する研究△自転車利用のあり方に関する研究・地域公共交通に関する研究●豊田市の都市構造と交通システムの再検討に関する調査研究△交通イノベーションに関する調査計7テーマ注:●研究員による発表テーマ△本概要説明で要点報告 4番目、主な研究テーマをご紹介申し上げます。最初は、研究所の自主研究です。ここにリストアップしている7つです。赤い丸で示したテーマは、後ほど3名の研究員からもう少し具体的にご紹介します。青い三角で示したテーマは、後ほど私のほうから簡単に具体的な内容を紹介します。 64(2)平成22年度の研究テーマ:受託4(2)平成22年度の研究テーマ:受託△井郷地域交通事故発生状況等調査●交通需要マネジメント関連施策業務・道路渋滞状況調査・豊田市公共交通評価業務・上郷・末野原地域公共交通調査・研究業務・中心市街地におけるバス交通処理計画作成業務・交通まちづくり行動計画評価調査業務委託△PHVの試乗実態及びアンケート結果の集計と課題の整理業務ほか計14テーマ注:●研究員による発表テーマ△本概要説明で要点報告 次は、受託研究です。豊田市はじめ名古屋大学さん、いろいろなところから委託を受けています。全部で14テーマありますが、ここでは7テーマを列 記しています。赤い丸と青い三角は先ほどと同じ意味です。 それでは、私のほうから4テーマについてもう少し具体的な話をさせていただきます。 75(1)「駅から自転車」(「エコ通勤を進める会」が主体とした「愛知県公共交通利用促進モデル事業」)5(1)「駅から自転車」(「エコ通勤を進める会」が主体とした「愛知県公共交通利用促進モデル事業」)昼間の業務利用(関連企業周りなど)夕方の退社時「駅へ」朝の通勤時「駅から」253101020024681012D社C社B社A社事業所参加者数男性女性・約3分の2が利用された(利用率=68%)。H21年度のコンビ・デ・ケッタ(見知らぬ同士が自転車をシェアする)の約3倍と大幅にアップ・駅からの端末手段として自転車が利用できる環境をつくることという事業の趣旨が理解された・約8割が雨天時代替手段を利用した・女性で夜遅い帰宅時に利用を控えた・マイカーからの転換者のうち3名は自転車通勤手当を新設した事業所の方という結果から、自転車利用に対するインセンティブ(通勤手当など)があることで転換が促進されると言える実施期間:2010年12月1日~2011年2月15日まで 1つ目は「駅から自転車」(「エコ通勤をすすめる会」を主体とした愛知県公共交通利用促進モデル事業)です。 先ほど原室長は特別講演の中でワンマイルという表現を使われていましたが、端末交通です。端末交通に関してはさまざまな考え方があると思いますが、豊田市の環境にやさしい交通手段として何が欠けているかと考えた末、当研究所としましては、自転車ではないかと。 平成21年度には「コンビ・デ・ケッタ」、見知らぬ者同士が自転車をシェアして使う実験を行いましたが、22年度は少し趣旨を変えまして、自宅から駅までは自転車を利用されている方がたくさんいらっしゃいますが、駅から職場までの端末交通としては自転車が使いにくいという状況ですので、我々が自転車を用意し、皆さんに体験していただいて、その可能性を検討していくという実験を行いました。 実験経過等の詳細は省略して、結論を申し上げますと、利用率は「コンビ・デ・ケッタ」の約3倍と大幅にアップし、約3分の2の方に経常的に利用していただけました。多数のモニター、利用者にこの趣旨を理解していただけたと捉えることができると思います。 最終的な目標はマイカーからの転換ですが、初めての試みですので、昨年度はそういう要望を条件にしませんでした。それにもかかわらず、結果的に3名の方がマイカーから転換していただけたという実態があります。それは会社側から自転車利用に対 13
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