平成21年度 研究成果報告会開催記録
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2つ目、「エコカーの普及」です。市街地での自動車の移動の大半を自然エネルギーで賄いながら、CO2の大幅な削減を実現していこうというものです。 これは3台分の充電施設です。屋根の上にソーラーパネルが載っていまして、この部分に蓄電池が入っています。こういった施設を市内11カ所、21台分整備したいと思っています。 豊田市では、トヨタ自動車さんがまもなくリース販売を開始されるプラグインハイブリッド車両20台をリースで活用していきたいと思っています。当面、13台は市の公用車として使い、残りの7台は、商工会議所さんにもご協力いただきながら、市内の事業所の皆さんと一緒に共同で活用したいと考えています。個人的な意見になりますが、こういった車が市内を走り始めますと、自分も乗ってみたいと思われる方が出てくると思いますので、市民の皆さんや豊田市にいらっしゃった皆さんにも乗っていただけるような機会をつくれたらと考えています。 こちらは、PHVが太陽光発電で走る仕組みです。ソーラー発電で充電します。車が止まっているときは、発電した電気が直接車に行きます。車が出かけますと、発電した電気は先ほどの蓄電池にため込まれます。夜、車が戻ったら、蓄電池から車に充電します。蓄電池も満杯になってしまったときは、周辺の公共施設や電力会社さんに使っていただきます。さらに災害時には、蓄電池や車の中にためられた電力を取り出して使えるような仕組みも考えています。 3つ目、「『人』と『緑』の都心づくり」です。未来を先取りした生活空間、活気と活力あふれる中心市街地の整備を進めていきたいということです。 この真ん中にあります端末交通を確保しまして、都心アクセスを公共交通に転換していただき、さらに都心周辺の交通のエコ化を促進していきたいと考えています。まず、都心の周辺部には通過交通規制エリアを設けられないか、都心部は歩行者や公共交通優先エリアとして再整備ができないか、さらに、駅前通りにはトランジットモールということで、歩行者や公共交通が使える通りをゆとりを持って整備できないか、さらに、車で来られる方のために、地下駐車場のネットワークをつくるとともに、周辺部のフリンジパーキングを充実させることで、周辺まではお越しいただけるようにできないか。こんな中心市街地をつくっていきたいということです。13トランジットモール最新技術で事故ゼロ人・パーソナルモビリティ・公共交通がうまく共存モビリティロボット人と環境にやさしい魅力ある都市づくり未来を先取りした生活空間、活気と活力あふれる中心市街地3.「人」と「緑」の都心づくりバリアフリー化された歩行空間公共空間の緑化14新しいモビリティにより形成される都心のイメージ歩行者・公共交通優先エリア(ショッピングモール化)新豊田駅(都)豊田則定線 (都)久橋線国道153号(都)豊田刈谷線矢作川中央公園豊田 スタジアム毘森 公園 PPPPPPP西口広場再開発PP再開発PP国道153号 国道301号 豊田市駅(都)豊田市停車場線 国道155号東口 広場駅前通りトランジットモール化通過交通規制エリア地下駐車場ネットワークとフリンジ駐車場の整備新たな交通システムの導入検討歩行者・公共交通優先エリア 通過交通規制エリアトランジットモール実験箇所 新たな交通システム Pフリンジ駐車場 P地下駐車場ネットワーク 駅前広場の整備パーソナルモビリティの共同利用(都)久澄橋線←“歩道から建物内までシームレスに移動”端末交通を確保し、都心アクセスを公共交通へ転換、都心周辺交通のエコ化促進12PHVが太陽光発電で走る仕組み※運用優先順位①⇒②⇒③公共施設にて余った電気の利用施設利用がない場合は売電①太陽光パネルより直接充電③天候不良で太陽光パネルの発電がなく、充電池が空の場合、系統より充電②蓄電池より充電太陽光パネルコントロールボックス蓄電池②蓄電池へ充電中部電力市役所など施設※運用優先順位①⇒②⇒③公共施設にて余った電気の利用施設利用がない場合は売電①太陽光パネルより直接充電③天候不良で太陽光パネルの発電がなく、充電池が空の場合、系統より充電②蓄電池より充電太陽光パネルコントロールボックス蓄電池②蓄電池へ充電中部電力市役所など施設※運用優先順位①⇒②⇒③公共施設にて余った電気の利用施設利用がない場合は売電①太陽光パネルより直接充電③天候不良で太陽光パネルの発電がなく、充電池が空の場合、系統より充電②蓄電池より充電太陽光パネルコントロールボックス蓄電池蓄電池②蓄電池へ充電中部電力市役所など施設中部電力市役所など施設

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