平成２１年度　研究成果報告会開催記録

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以上が、走行挙動の観点からの分析結果です。 続きまして、意識面の変化、住民の方々は一体どのように意識されているのかを聞きましたので、その結果について報告いたします。 対象としたのは、先ほどからご紹介しています梅坪の交差点です。名鉄の梅坪の駅がこちらにありまして、ここが対象交差点です。この赤で囲まれた部分に居住している住民の皆様にアンケートを配布・回収して、データ分析しています。 聞いた内容は、「あなたはどのような方ですか」という個人属性や、「交通量が多いから危険だと感じられますか」もしくは「速度が高いから危険だと感じられますか」といった対象交差点の現状、また、「対策が実施されたことによって、通過するときの意識は変化しましたか」「行動は変化しましたか」ということを聞いています。最後に、「そもそも交通安全の効果がありましたか」といったようなことも聞いています。また、自動車、自転車、歩行者といった交通手段の視点に分けて聞いています。これが１つの特徴です。 これは対象交差点の現状に関するアンケートの集計結果です。交通量が多くて危険だとおっしゃる方が７割近くおられます。車両速度が高くて危険だと感じておられる方も75％近くいます。特に自動車よりも自転車や歩行者として利用する方のほうに、速くて危険と答えている方が多くいます。これは意識の変化に関する結果です。交差点の安全対策、色が塗られたことによって意識は変化しましたかという問いに対して、通りやすくなったと答えている方が40％ぐらい、あまり変わらないという方が40％ぐらいです。あと、交差点に注意するようになりましたかという質問もしています。ここは一番聞きたいところですが、特に自動車の視点の方の80％以上が注意するようになったと答えています。 これは行動の変化に関する結果です。まず、通過頻度、そこをよく通るようになりましたか、もしく21意識調査の概要1.個人属性（性別・年齢・住所・通過頻度・対策の認知）2.対象交差点の現状（交通量・車両速度）3.通過時の意識変化（通りやすさ、交差点への注意）4.通過時の行動変化（通過頻度、通過速度）5.安全性向上への効果調査内容213票/966票（回収率21.4%）回収/配布数ポスティング配布後郵送回収調査方法対象交差点周辺地区の世帯調査対象平成20年10月調査時期22アンケート集計①（対象交差点の現状）17.5%26.3%22.5%54.6%53.4%45.0%27.3%14.4%25.8%5.9%6.7%0.5%0%20%40%60%80%100%自動車(n=183)自転車(n=118)歩行者(n=120)多くて危険やや多くて危険特に感じないわからない20.5%38.1%35.5%58.9%39.8%30.6%20.0%14.4%26.6%7.6%7.3%0.5%0%20%40%60%80%100%自動車(n=185)自転車(n=118)歩行者(n=124)速くて危険やや速くて危険特に感じないわからない【交通量】【車両速度】23アンケート集計②（意識の変化）【通りやすさ】【交差点への注意】46.0%38.8%37.1%38.4%32.1%25.2%18.7%28.0%14.1%0.5%9.8%1.0%10.4%0%20%40%60%80%100%自動車(n=198)自転車(n=134)歩行者(n=143)注意するようになったやや注意するようになった特に変わらないあまり注意しないようになった注意しないようになったわからない16.2%13.6%20.4%24.7%24.2%19.0%43.2%45.1%2.0%40.4%12.1%3.8%2.1%0.8%14.4%4.5%13.4%0%20%40%60%80%100%自動車(n=198)自転車(n=132)歩行者(n=142)通りやすくなったやや通りやすくなった特に変わらないやや通りづらくなった通りづらくなったわからない2427.6%20.7%16.6%33.3%51.7%34.8%21.4%47.7%23.6%0.7%1.4%0.5%0.7%10.4%0.5%8.3%0%20%40%60%80%100%自動車(n=199)自転車(n=135)歩行者(n=145)ゆっくり通るようになったややゆっくり通るようになった特に変わらないやや早く通るようになった早く通るようになったわからない8.0%4.4%5.6%76.6%78.5%9.5%6.9%4.0%84.4%1.5%9.5%2.0%9.0%0%20%40%60%80%100%自動車(n=199)自転車(n=137)歩行者(n=144)よく通るようになったややよく通るようになった特に変わらないあまり通らなくなった通らなくなったわからないアンケート集計③（行動の変化）【通過頻度】【通過速度】