平成21年度 研究成果報告会開催記録
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今回は豊田市内の4カ所の交差点で評価を実施しています。小坂町10丁目と11丁目、朝日町3丁目、梅坪町6丁目です。「小坂町10」という表記は、小坂町10丁目の中にある小規模交差点という意味です。誤解を招きそうですが、近くの幹線道路にある小坂町10という信号交差点ではありません。小坂町10丁目の中にある地区内道路という意味です。 上に簡単に概要をまとめてあります。このように五差路だったり、三差路だったりしています。こちらに道路幅員とあります。先ほど、車道幅員は歩道や路側帯を抜いた車道の部分の幅員で、5.5メートル以下が生活道路と申し上げましたが、こちらの道路幅員は路側帯や歩道も合わせた幅員です。梅坪のほうは路側帯が非常に広いので、8メートル、6.1メートル、そういった数字が出てきています。 こちらは梅坪町6のカラー舗装化状況、実際にどのようにカラー舗装をしたのかという図です。このようにベンガラ色という、えんじ色をやや濃くしたような色で塗っています。 こちらは梅坪町6の現場写真です。それぞれの流入部から撮影すると、このような形で色が塗られ、交差点であることが目立っています。 走行挙動の側面から考えるということで、一つ目として速度をスピードガンを用いて測定しています。こちらが対象交差点です。左側からこのように入ってくる車両を、正面のやや離れたところからスピードガンで撃って、時間によって速度がどのように変化するかを1両ずつ測定しています。9調査対象交差点表-1 カラー舗装化対策実施交差点の流入部状況①小坂町10 ②小坂町11 ③朝日町3 ④梅坪町6 交差点流入部番号a b c d e a b c a b c d a b c d 一時停止○×○○××-×○○○○○×○×横断歩道○×○○××××××××○×××一方通行×××入×入出入××××××××道路幅員[m] 4.3 4.3 4.2 3.3 4.0 5.0 3.5 3.8 3.7 3.9 3.7 3.7 8.0 5.9 6.1 6.2 ※網掛け部は調査対象流入部を示す.一方通行の「入」「出」はそれぞれ「流入方向」「流出方向」の意.ab cbac d e ab cdabcd ①小坂町10③朝日町3②小坂町11④梅坪町6※図中a~eは流入部番号を表す10カラー舗装化状況(梅坪町6)カラー化(ベンガラ色)流入部①流入部②流入部③流入部④流入部a流入部b流入部c流入部d11流入部d:南→北流入部c:東→西流入部b:北→南流入部a:西→東優先側流入部非優先側流入部現場写真(梅坪町6:流入側から撮影)13トラフィックカウンターによる交通量の測定方法トラフィックカウンターSTC-2100対象交差点50m0mNトラフィックカウンター※断面速度も同時測定12スピードガンによる速度の測定方法(30m)(-10m)流入部停止線(0m)測定地点分析区間(40m)スピードガン「STALKER-LIDAR」

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