平成21年度 研究成果報告会開催記録
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1つ目、通勤バスの利用状況調査の結果です。青いところが朝便で、上が夜便です。全体では6%の増加ですが、朝便だけで見ると、12%、1割強増加しています。 2つ目、近隣交差点交通量調査の結果です。道路交通量は大きな変化が出ていないという、ちょっと残念な結果です。 この下のグラフは従業員の通勤交通手段を示したものです。青いところが車です。約9割の方が車を使われています。先ほどの安藤の発表の中では7割という話がありましたが、それを上回る割合です。鉄道・バスの割合は6%という、全体の中ではわずかな量ですから、通勤バスの利用が12%増えたとしても、大きな変化とならないわけです。エコ通勤への転換によって渋滞解消を図るには、やはり数百台規模の転換が求められるということです。 続きまして、エコ通勤の実施意向です。既にエコ通勤をされている方も含めますと、半数以上の方がやってもいいと回答されています。ですので、受け入れられる素地はあるわけです。どういったエコ通勤ができますかという質問もしていますが、時差出勤が多くなっています。車を使うけれども、ピークをずらすことならできるということです。続いて、通勤バスの利用意向です。通勤バスにかえるかどうかということを聞きますと、利用したくない、利用できないという回答が半分以上ですが、2割の方からは機会があれば利用したいというご回答をいただいています。その理由として、その2割の方の半分ぐらいが、地球環境にやさしいからと答えています。低炭素社会の実現への必要性を訴えることが、エコ通勤を進める上で有効だということが分かります。17日平均通勤バス利用者数(全便)1473132281164(1.12)4(1.38)132(1.00)299(1.06)050100150200250300事前(2/2~2/13)事後(2/23~3/6)夜便昼便朝便(人/日)通勤バス利用者通勤バス利用者数(朝便)は12%増加18出勤日の代表交通手段分担率6%6%88%0%20%40%60%80%100%クルマ鉄道・バス二輪・徒歩N=3,730道路交通量道路の交通量には変化がみられなかった交通手段転換により渋滞解消を図るには、数百人規模での転換が必要クルマの分担率は88%であり、桁違いに大きいため※不明は除く19エコ通勤の実施意向すでに現在実施中820(20.5%)全く思わない583(14.5%)不明713(17.8%)思う398(9.9%)少し思う1,377(34.3%)是非やりたい118(2.9%)N=4,009エコ通勤実施意向従業員の半数以上がエコ通勤実施意向を持つ時差出勤が比較的受け入れられやすいできそうなエコ通勤の種類(複数回答)27%24%9%46%0%20%40%60%80%電車やバスを使うバイクや自転車を使うP&Rを行う時差出勤を行うN=4,00920通勤バス利用意向通勤バスについては、約2割の方が利用意向を持つ地球環境保護を訴えるのが効果的と考えられる通勤バスの利用意向すでに利用している214(5.3%)不明130(3.2%)機会があれば利用したい900(22.4%)利用したくない、利用できない2546(63.5%)積極的に利用したい54(1.3%)利用していたが利用しなくなった165(4.1%)N=4,009通勤バスを「機会があれば利用したい」理由(複数回答)52%31%24%16%0%20%40%60%80%地球環境に優しいからガソリンが高くなるかも知れないから電車やバスが便利そうだから不明N=900

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