平成21年度 研究成果報告会開催記録
17/64
司会:それでは、個別の研究発表に入ります。ただいま安藤部長が報告しました、昨年度実施した研究の中から、本日は3件の発表をさせていただきます。 まずはTDM分野の取り組みの1つであります「大規模事業所を対象としたエコ通勤プロジェクト」について、研究員の西堀より報告いたします。西堀:研究員の西堀でございます。よろしくお願いいたします。 石川課長から口下手だというお話がありましたが、私は口下手な上に汗かきでございますので、ときどき汗をぬぐいながらになるかと思いますが、どうぞお許しください。 それでは、「大規模事業所を対象としたエコ通勤プロジェクト」につきまして発表させていただきます。 エコ通勤のエコはエコロジーで、環境にやさしい通勤の普及を目指したプロジェクトです。ここにエコ通勤をイメージした写真が載せてあります。駅前広場でバスを待っている人たちが写っています。このように車に頼りすぎないで、バスや電車を使っていただくことで、環境にやさしい通勤をしていただくことを目指したプロジェクトです。 まず、なぜエコ通勤を推進しているかということについて、豊田市の現状を踏まえて簡単にご説明いたします。 豊田市では、特に朝の通勤時間帯、7時台、8時台の交通の発生がかなり多くなっています。とんがっているのが見ていただけるかと思います。中でも通勤目的での移動が集中し、渋滞が発生しやすい状況です。通勤時間帯の渋滞緩和が課題となっています。豊田市では、先ほど理事長からも話がありましたように、過去10年以上にわたって渋滞対策(TDM)西堀泰英(豊田都市交通研究所研究員) 1大規模事業所を対象としたエコ通勤プロジェクト研究員西堀泰英2豊田市の交通問題通勤時間帯の渋滞緩和が課題時刻帯別構成比8%14%0%2%4%6%8%10%12%14%16%34567891011121314151617181920212223012時刻出勤登校帰宅業務自由第4回中京都市圏PT調査より朝の時間帯に集中⇒通勤交通特定の路線に集中3これまでの取り組みと現在の状況これまでの取り組み10年以上にわたり継続して渋滞対策(TDM)に取り組んできた通勤交通を対象として重点的に取り組み現在の状況平成21年1月、豊田市は環境モデル都市に選定『エコ通勤をすすめる会』でエコ通勤普及・促進に向けた取り組みを推進•豊田市周辺に事業所を持つ企業や、行政、交通事業者で構成し、産官の共働によりエコ通勤に取り組むための組織(事務局:豊田市、豊田商工会議所、当研究所)
元のページ
../index.html#17