平成21年度 研究成果報告会開催記録
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2つ目、研究所の役割です。①広義の都市交通の研究、②交通まちづくりの実践、③世界への情報発信と貢献です。赤字で表示している「交通まちづくり」と「交通まちづくりの実践」は、一昨年、研究所の中期ビジョンが新たに策定されたときに書き換えた部分です。元は「交通モデル都市の推進」という表現でしたが、今年度から改めたということです。研究所は、支援母体としまして全面的にさまざまな課題を検討していきたいと考えています。 ただ、今日の会は平成20年度の研究成果報告ですので、昨年度までの研究分野の構成をご説明しておきます。昨年度は、交通安全、TDMをはじめとする6つの分野にわたって展開していました。とはいっても、先ほど理事長のご挨拶の中にもありましたように、研究員はわずか8名ですので、いろいろな分野にわたってテーマを選んで進めています。 昨年度は、自主研究として、公共交通に関する研究所研究、面的速度マネジメントに関する研究、豊田市の交通課題及びITS評価に関する調査、障がい者の交通行動実態調査等、計10テーマについて進めてきました。公共交通に関する研究所研究については、その中の一部分を後ほど三村研究員から詳細に報告いたします。面的速度マネジメントに関する研究、豊田市の交通課題及びITS評価に関する調査、障がい者の交通行動実態調査については、後ほど私のほうから簡単に報告いたします。それと並行する形で受託研究を約11テーマについて進めてきました。そのうち、地域交通安全対策検討委託、特に路面のカラー舗装効果分析に関しては稲垣研究員から、大規模事業所のモビリティ・マネジメントに関しては西堀研究員から、後ほど詳細に報告いたします。 ここで、先ほど青いアンダーラインを引いてあった研究について、もう少し詳しく報告いたします。 最初は、豊田市の交通課題に関する調査です。昨年11月、豊田市民を対象に5,000票を配布し、約H21.10.253.平成20年の研究分野交通まちづくり住民参加のあり方政策評価公共交通ITS・道路網計画TDM交通安全H21.10.264(1)平成20年度の研究テーマ:自主•公共交通に関する研究所研究•面的速度マネジメントに関する研究•豊田市の交通課題及びITS評価に関する調査•TDM(交通需要マネジメント)に関する研究•住民参加に関する研究•障がい者の交通行動実態調査•アイカメラによる交差点のカラー舗装化の効果分析等計10テーマH21.10.285(1)豊田市の交通課題に関する調査•2008年10月に実施•15才~75才未満の市民•1199サンプル(有効回収率24.0%)車, 69.7%バス, 2.9%鉄道, 6.0%二輪車, 2.1%自転車, 8.8%徒歩,8.2%その他, 2.4%0%20%40%60%80%100%n=907通勤・通学交通手段エコドライブの実施状況現在の実態14.4%63.0%11.6%11.0%0%20%40%60%80%100%知らなかったが行っている知っていて行っている知っているが行っていない知らないn=1082H21.10.274(2)平成20年度の研究テーマ:受託•豊田市交通まちづくり推進調査業務委託(環境モデル都市)豊田市公共交通評価検討業務委託交通事故データ調査及び地域交通安全対策検討委託(カラー舗装効果分析)小原地区生活交通試行運行評価業務委託•バス優先走行等による基幹バス利用促進検討委託(大規模事業所MMを含む)等計11テーマ
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