平成21年度 研究成果報告会開催記録
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4つ目、「かしこく車と道路を使うまち」です。 こちらにITS車載器が載っています。トヨタ自動車さんでは、次世代型の道路交通システムとして、レクサスに搭載されて、この秋、販売されているか、もうそろそろされるか、どちらかだと思いますが、そういった次世代型のITS車載器が既に世の中に出ています。新聞によりますと、5年間で1,000万台が普及するということです。 豊田市としては、こういった車載器を活用し、リアルタイムに正確な情報を提供することによって、市内交通の円滑化や交通事故の削減を図りたいと思っています。そのためには、道路管理者の皆さん、交通管理者の皆さん、VICS、カーナビメーカー、自動車メーカーの皆さんと協力し合って進めていく必要があるだろうと考えています。今年度は高速道路で始められると聞いていますが、一般道でスタートされるときには、真っ先に豊田市で実現化していただけるような環境を整えていきたいと考えています。 エコドライブの普及促進に関しては、豊田市には既に1万人を超えるエコドライブ宣言者がいらっしゃいます。さらに、民間団体との共働の活動も始まっています。今後は、産業分野での豊田市環境経営ネットワークと連携しながら、さらなる普及に努めていきたいと考えています。 今日のチラシの中にもあったかと思いますが、名古屋大学の森川先生中心に、民間企業さん、研究所の皆さんも参加して進めていらっしゃるグリーンモビリティ(green mobility)の取り組みの中で、エコドライブ車載器を開発されていると聞いています。既にモニターさんにお使いいただいているとのことですが、本市としても、こういった車載器を活用させていただきながら、より正確な情報を提供することによって、エコドライブの普及促進を図りたいと思っています。 最後、「低炭素社会モデル地区」です。 この取り組みについては、まだ始まったばかりで、これから具体的なプランを詰めていくところですが、市民と産学官の共働で、環境技術や交通技術など、最先端の技術を集積したまちをある特定のエリアで実現させ、将来、未来のエコライフスタイルを見て、体験して、実際に生活してもらうことを通して普及していきたいというものです。ここで得られたデータやノウハウを実際のまちづくりにフィードバックしていきたいとも考えています。民間企業の皆さんと一緒になって進めていきたいと思います。15・恵まれた高速道路網・IC,スマートIC・市内幹線道路の整備、P&R駐車場の整備・ETCの普及(高速料金サービスの多様化)・VICS対応カーナビの普及・エコドライブ車載器(GPS)・ドライブレコーダ(GPS)リアルタイムVICS情報リアルタイムVICS情報等の高度化ITS車載器高速道路も含めた最適経路案内CO2評価等安全運転支援情報ITS車載器環境:市内交通の円滑化(渋滞緩和)環境:市内交通の円滑化(渋滞緩和)環境:エコドライブの推進環境:エコドライブの推進安全:交通事故の削減安全:交通事故の削減安心:緊急車両の優先、各種交通サービスの提供・料金収受安心:緊急車両の優先、各種交通サービスの提供・料金収受4.かしこく車と道路を使うまち道路管理者交通管理者VICSカーナビメーカー自動車メーカー16エコドライブの普及促進◎エコドライブロードの設置整備・沿道看板や横断幕等を用いた広報・周知を集中的に実施◎エコドライブ車載器の貸与・エコドライブ技術の体得と継続を促す◎1万人モニターによる取組推進・豊田市の入札(総合評価方式)の評価項目に導入・モバイルサイトの構築検討・インセンティブの見直し(エコポイント)など・豊田市環境経営ネットワーク(産業分野)と連携して、セミナー及び研修会での普及、啓発活動を実施エコドライブロードエコドライブ車載器の貸与主な活用方法・GPS・加速度センサー・気圧センサー・通信モジュールBCALsオンライン
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