平成19年度 研究成果報告会開催記録
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55ろいろな課題があります。スムーズに走行できる道路に段差をつくるわけですから、その辺をどうフォローして実導入につないでいくのか。意見のほうにも少し書きましたが、道路管理上の問題をどう克服していくのか。これらの点は行政のほうでも引き続き検討したいと思っています。 その中で、問題となるのは、やはり繰り返し、そこに段差があることを事前にドライバーが認識したときに、次からどういう行動に出るのかという点です。そこにあることが分かっていますから、そこまでは速いスピードで来て、そこで急に速度を落として、また急加速することも起こるのではないか、その設置間隔をどうしたら区間全体のスピードが落ちるのか、そんなことも今後もう少しフォローアップしながら実導入を目指していくのかなと思っています。 最後の「道路交通所要時間等情報提供システムの開発の試み」について。豊田市では今、ITS等、精力的に取り組んで、そんな意味でのインフラ整備も進んできています。そうしたものをうまく先駆的に使っていこうという施策提案で、私どもとしても非常に喜んでいるところです。 道路交通情報の取り扱いは情報の一元化という問題を抱えているものの、こうした情報提供がドライバーにもたらす挙動変化には非常に大きな関心を持っているところです。今後、我々も連携しながら、さらに進めていきたいと思っています。 以上、講評とさせていただきます。(拍手)司会:加藤様、どうもありがとうございました。
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