平成19年度 研究成果報告会開催記録
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45テム構築には課題もあります。まず、所要時間の情報をたくさん集めないと精度的に使えないんですが、そのような情報を得ることが難しいということ。また、データ収集にあまりに手間がかかると使い勝手が悪いので、できるだけ簡単に入手できる必要があること。また、手に入れた情報についても簡単に加工ができること。そうでないと、実際に情報を提供するまでに時間がかかってしまいます。そこで、今回、豊田市でやられているプローブデータに着目し、それを活用することにしました。豊田市プローブデータとは豊田市プローブデータとは豊田市プローブデータとは••光ビーコンと約光ビーコンと約17001700台のプローブカーとの通信によ台のプローブカーとの通信により、り、日々日々得られるデータ得られるデータ••33ヵ年以上のデータ蓄積ヵ年以上のデータ蓄積••光ビーコン間の光ビーコン間の所要時間・速度データが把握できる所要時間・速度データが把握できる••データ加工が比較的容易(データ加工が比較的容易(CSVCSV形式)形式)光ビーコン光ビーコン光ビーコン プローブデータとは、光ビーコンと1,700台豊田市内を走っているプローブカーとの通信によって得られるデータのことです。光ビーコンは、先ほどもご紹介があったかもしれませんが、路側に設置されている機械で、ここを通過したときに情報を手に入れます。豊田市のプローブデータは、3年以上の蓄積があります。そのデータを使うことで所要時間、速度データも把握できますし、データ加工も簡単にできます。 次に、どこの情報を提供しようかということですが、ここでは国道153号を挙げています。どこの情報を提供?どこの情報を提供?どこの情報を提供?国道国道153153号号••豊田市と名古屋市を結ぶ重要幹線豊田市と名古屋市を結ぶ重要幹線••時間帯によって路線上で渋滞が多く発生時間帯によって路線上で渋滞が多く発生••光ビーコンが多く設置光ビーコンが多く設置国道153号の交通量(24時間交通量:H17道路交通センサス)国道153号の旅行速度(H17道路交通センサス)ご存じのとおり、国道153号は豊田市と名古屋市の非常に重要な幹線道路です。平成17年の道路交通センサスの結果をみると、国道153号は豊田市の道路の中でも交通量が多くなっています。さらに速度でも、国道153号は他の路線に比べて低いことがわかります。時間帯によって渋滞が多く発生していますし、一番大事なことですが、光ビーコンがたくさん設置されているという条件も満たしています。これがないと道路の所要時間情報が手に入
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