平成19年度 研究成果報告会開催記録
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44司会:本日の最後の発表になります。三村泰広研究員より「道路交通所要時間等情報提供システムの開発の試み」と題しまして発表をお願いします。三村泰広(豊田都市交通研究所研究員) 道路交通所要時間等情報提供システムの開発の試み道路交通所要時間等情報提供道路交通所要時間等情報提供システムの開発の試みシステムの開発の試み研究員研究員三村泰広三村泰広皆さん、こんにちは。三村と申します。「道路交通所要時間等情報提供システムの開発の試み」ということで発表いたします。なぜ所要時間情報を提供?なぜ所要時間情報を提供?なぜ所要時間情報を提供?○情報・・・人に「○情報・・・人に「意思決定意思決定」させる機能を持つ」させる機能を持つ※※春木良且「人を動かす情報術」ちくま新書より春木良且「人を動かす情報術」ちくま新書より○意思決定は「○意思決定は「行動行動」につながる・・・」につながる・・・交通行動交通行動の場合の場合••事前に準備が出来る事前に準備が出来る••行動を変えることが出来る行動を変えることが出来る••心構えが出来る心構えが出来るなどなどこれまで・・・これまで・・・VICSVICS(カーナビ)などによる情報提供(カーナビ)などによる情報提供⇒まだまだ特定少数が対象⇒まだまだ特定少数が対象⇒不特定多数の道路利用者に⇒不特定多数の道路利用者にかしこい交通行動かしこい交通行動を促すを促す所要時間情報提供システムの構築を試みる所要時間情報提供システムの構築を試みるかしこい交通行動を促す まず最初に、なぜ所要時間情報を提供する必要があるのか。情報は人に意思決定させる機能を持つ、つまり、情報を与えることで、考えを決めさせる機能があると言われています。意思決定が行われると、次の行動につながります。これを交通行動で考えますと、事前に準備ができたり、行動を変えることができたり、心構えができるといったような、情報を与えることで「かしこい交通行動」を促すことができます。 今まではVICSというカーナビを使った情報提供がなされています。これは非常に効果があると思いますが、カーナビを持った方に限定された特定少数が対象です。もっと不特定多数の方々にも利用していただけるようなシステムをつくってみたらどうかというのが本日の流れです。国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所道路の所要時間情報http://tokushima.skr.jp/time/index.htmlバスプローブ調査データ〔平成16年9月~10月〕委託車両(プローブカー)による走行調査データ〔平成16年9月~10月〕平成11年度道路交通センサス混雑時旅行速度データ道路情報予報の事例 そのほかにどのようなものがあるかを調べてみますと、国土交通省四国地方整備局さんの道路の所要時間情報システムがありました。これはインターネットを使って、指定区間の所要時間を算出するシステムで管内の道路の所要時間が30分おきぐらいの時間帯別で出せるというものです。システム構築にあたっての課題システム構築にあたっての課題システム構築にあたっての課題••情報の信頼性情報の信頼性膨大な所要時間のデータが必要となる膨大な所要時間のデータが必要となる••データの収集データの収集容易にデータが収集できる必要がある容易にデータが収集できる必要がある••データの加工データの加工データの加工が容易にできる必要があるデータの加工が容易にできる必要がある⇒⇒豊田市のプローブデータ豊田市のプローブデータを活用を活用 こういったものを目指していくべきですが、シス

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