平成19年度 研究成果報告会開催記録
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42止、省エネルギー、健康増進という項目のうち、いずれの要素を意識してECO通勤に取り組むのかということで、1位、2位、3位と順位を付けてもらいました。全参加者のほうを見ていただきますと、第1位が一番多いのが地球温暖化防止で37.4%、第3位が一番多いのが健康になっています。ECO通勤実施の動機に関する考察ECOECO通勤実施の動機に関する考察通勤実施の動機に関する考察••全体で見ると、第全体で見ると、第11位は「地球温暖化防止」が位は「地球温暖化防止」が37.4%37.4%。。一方、一方、ECOECO通勤継続者のみの回答通勤継続者のみの回答を見ると、半数近い参加者が第を見ると、半数近い参加者が第11位に「健康」を位に「健康」を選択選択。。••新規参加者新規参加者→→「地球温暖化防止」を重視「地球温暖化防止」を重視//ECOECO通勤継続者通勤継続者→→「健康」を重視する傾向「健康」を重視する傾向。。29.937.451.031.449.819.131.132.717.5020406080100第三位第二位第一位(%)地球温暖化防止省エネルギー健康23.422.457.827.931.518.849.754.214.3020406080100第三位第二位第一位(%)地球温暖化防止省エネルギー健康全参加者ECO通勤継続者N=884N=308登録時アンケート地球温暖化防止(CO2排出量の削減)」、「省エネルギー(燃料消費量の節減)」、「健康増進(歩行数・消費カロリーの増加)」のいずれの要素を意識してECO通勤に取り組むのか?ただ、ECO通勤を継続している人、この取り組みの前からECO通勤を継続している方の答えを見ていただきますと、第1位の5割近くが健康になっています。健康を重視している方が多いことが分かります。ECO通勤実施の動機に関する考察ECOECO通勤実施の動機に関する考察通勤実施の動機に関する考察••「健康問題」については「どちらとも言えない」という回答が他項目より多くなっ「健康問題」については「どちらとも言えない」という回答が他項目より多くなっているものの、「非常に感心度合いが増加した」という回答ているものの、「非常に感心度合いが増加した」という回答が多い。が多い。→→「実施してみた」「実施してみた」結果、健康問題への意識が比較的高まった。結果、健康問題への意識が比較的高まった。終了後アンケート強化週間の取り組み前後における「環境問題」、「省エネ問題」、「健康問題」の3項目に対する関心度の変化は?16.814.058.259.234.223.625.321.442.00.60.00.00.00.00.01.71.51.5020406080100健康問題省エネ問題環境問題(%)非常に感心度合いが増加やや感心度合いが増加どちらとも言えないやや感心度合いが減少非常に感心度合いが減少不明N=417 こちらは終了後のアンケートです。強化週間の取り組み前後に環境問題、省エネ問題、健康問題の3つの項目に対する関心度がどう変わったかということを聞いています。健康問題は、どちらとも言えないというという回答が一番多いものの、ほかの問題より非常に関心度合いが増加したという赤い部分が多くなっています。このことから、実施してみた結果、健康問題への意識が比較的高まったことが考えられます。「健康」を意識する人の傾向「健康」を意識する人の傾向「健康」を意識する人の傾向••「健康」「健康」を意識する人は、クルマをを意識する人は、クルマを使わないメニューを選択。特に、使わないメニューを選択。特に、自転車、徒歩への転換者が多い。自転車、徒歩への転換者が多い。••実施回数も比較的多く、強化週間実施回数も比較的多く、強化週間以外でも実施している人が多い。以外でも実施している人が多い。重視項目別に見たECO通勤時の交通手段重視項目別に見たECO通勤時メニュー重視項目別に見たECO通勤実施回数79.336.418.448.137.95.02.38.54.358.743.457.8020406080100計健康問題省エネ問題環境問題(%)交通手段変更時差出勤相乗り(n=404)(n=211)(n=106)(n=87)10.912.310.410.112.311.811.48.512.812.616.09.536.131.036.837.918.814.217.510.33.411.516.127.6020406080100計健康問題省エネ問題環境問題(%)1回2回3回4回5回6回以上(n=404)(n=211)(n=106)(n=87)20.020.717.920.98.25.76.610.043.323.059.443.61.70.01.92.416.833.310.413.39.917.23.810.0020406080100計健康問題省エネ問題環境問題(%)鉄道バス自動車自動二輪車自転車徒歩(n=404)(n=211)(n=106)(n=87) ここで、健康を意識する人の傾向を見ていただきたいと思います。左肩のグラフは、重視項目別に見たECO通勤時のメニューです。環境問題を意識した人、省エネ問題を意識した人、健康問題を意識した人、それぞれがどんなECO通勤を実施したかということですが、上から3つ目の健康問題を意識した人は交通手段を変更している人がほかより多くなっています。その下のグラフは重視項目別に見たECO通勤時の交通手段です。ECO通勤を実施したときの交通手段を見ていただきますと、上から3つ目、健康問題を意識している方は、自転車や徒歩が多いという結果が出ています。右側のグラフは、ECO通勤実施回数です。アンケートをとった時点までに何回ぐらいECO通勤を実施したかを聞いています。これを見ていただいても、上から3つ目の健康問題を意識する人は、若干ECO通勤の実施回数が多くなっています。まとめままととめめ••新たに新たにECOECO通勤に取り組む人は「環境」という要因を通勤に取り組む人は「環境」という要因を重視し、継続している人は「健康」という要因を重視し重視し、継続している人は「健康」という要因を重視しているという傾向を把握ているという傾向を把握。。••「健康」を重視する人は、徒歩や自転車への手段転換「健康」を重視する人は、徒歩や自転車への手段転換を行うケースが多く見られるが、これは健康面での効を行うケースが多く見られるが、これは健康面での効果に加えて環境面でも効果的な行動変容である。果に加えて環境面でも効果的な行動変容である。••新規に取りかかる動機付けとしては、環境面など公共新規に取りかかる動機付けとしては、環境面など公共に対する個人の良心に訴える情報提供が重要に対する個人の良心に訴える情報提供が重要であり、であり、さらにさらに継続していくためには健康面といった個人の効継続していくためには健康面といった個人の効用を実感することが重要用を実感することが重要であると考えられた。であると考えられた。••H19H19年度は、事業所向け「エコ通勤マニュアル」作成。年度は、事業所向け「エコ通勤マニュアル」作成。1111月から広報、月から広報、1212からエコ通勤実施を呼びかけ。からエコ通勤実施を呼びかけ。 まとめますと、新たにECO通勤に取り組む人は環境という要因を重視し、継続している人は健康と

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