平成19年度 研究成果報告会開催記録
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39郵便局の東側のところは横断歩道がありまして、特に夕方になりますと、買い物だとか、帰宅だとか、交通量が非常に増えて渋滞が起きます。郵便局の駐車場に入るために一方通行を逆走する車も見られます。上の写真を見ていただくと、反対向きに入っていっています。下の写真を見ていただくと、車の陰に歩行者が立っている、こういう状況になっています。右の絵にありますように、平成17年、ここで歩行者と車の事故が数件起きています。小学校対象のヒヤリハットマップを上に重ねてみますと、やはり危ないと指摘されています。22ヒヤリハットマップを利用した交通安全対策•様々な視点、年代のヒヤリハット地点の抽出が可能•事故データとマッチング(危ない場所で事故が本当に発生しているか?)•特に注意する場所の認識と自分で考える交通安全対策(予防安全・事故予知)•交通環境整備の優先順位付け•通過交通制御などの生活道路安全対策の基礎資料など ヒヤリハットマップを利用した交通安全対策。いろいろな視点から抽出できることが大きな特徴になっていますので、事故データとマッチングさせて、本当に危ないのか、交通安全対策が行えるかどうかを考えていく資料にしたいということです。 今後の課題です。マップをつくっただけではどうしようもないので、地域で交通安全対策を考えていく上で、危ないと指摘していただいたところを生かしながらやっていくことがポイントになってきます。それから、インターネットを使ってウェブ上でやっていますが、あまり認知されていないという課題もあります。現在は書き込みができなくなっていますが、今後、市役所のほうでまた公開していくことも考えていますので、課題を解決しながら次につなげていきたいと思っています。また、今までの話はすべて、住んでいる方を中心とした静的なヒヤリハットマップですが、ドライブレコーダーなどを使って車がヒヤリハットした事象がとっていくことで、両者を連携させた意見聴取を行い、ヒヤリハットマップの精度を上げていきながら交通安全対策につなげていきたいと思っています。こういったものを継続してやることが重要だと思います。23今後の課題と展開•マップを作成しただけでは不可•実際に小学校や特定の地域で、ヒヤリハットマップを参考に地域の交通安全に対する取組を支援できるかがポイント•インターネットを利用したヒヤリハット地点の収集と配信には、公開基準、書き込み件数などの課題が多い•今後、動的なヒヤリハットマップ(ドライブレコーダーなど)との連携により人と車の双方から意見聴取継続的な取り組みが重要継続的な取り組みが重要 最後に、地域の特徴に応じたヒヤリハットマップをつくることが可能ですので、事故データなど具体的な数値を参考にしながら、よりよい交通安全対策を考えていかなければいけないと思っています。 以上です。ありがとうございます。

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