平成19年度 研究成果報告会開催記録
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37て危ないところです。実際に歩行者の事故があったのが四角い点になっています。これを見ていただくと、ヒヤリハットするところと実際に事故が起きているところがあまり合っていないのが分かると思います。11ヒヤリハットと自転車事故地点8""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H!H愛知環状鉄道名鉄豊田線名鉄三河線名鉄豊田線挙母小学校 あと、自転車も同じように比べてみました。四角の黒い点が自転車に乗っていて危ないと指摘があったところで、白丸は実際に自転車がかかわった事故です。これで見ますと、愛環と名鉄の高架の側道付近で自転車事故が多くなっているのが分かります。若干ヒヤリハットとよく似た点もありますが、全体的に見ますと、ヒヤリハットしたところと実際に事故の起きているところはやや違っていることが分かります。12一致点はあるか?•小学生の指摘する場所と実際の事故地点との差7 4 7 297 計4 3 4 106 自転車3 1 3 191 歩行者20m-30m10m-20m10m以内指摘箇所数分類全体的に見るとわずか数%が一致するのみ危険と思うところは気をつけているので危険でなく思わぬところで事故が起きている可能性 そこで、一致点はあるかということで細かく分析しました。ヒヤリハットのポイントから10メートル、30メートルの円を書いて見ても、実際の事故のポイントはわずか7件とかで、ヒヤリハットするところと実際に事故が起きているところは異なっていることが分かります。本当に危ないと思っているところは、やはりそれなりに気をつけておられるので本当は危なくなくて、思わぬところで事故が起きていると推測できます。12一致点はあるか?•小学生の指摘する場所と実際の事故地点との差7 4 7 297 計4 3 4 106 自転車3 1 3 191 歩行者20m-30m10m-20m10m以内指摘箇所数分類全体的に見るとわずか数%が一致するのみ危険と思うところは気をつけているので危険でなく思わぬところで事故が起きている可能性14この場所は・・・•住宅地内の道路にもかかわらず朝夕の通過交通が多い•走行速度を落とすために中央線を抹消•測定の結果、余り効果がなかった次の策としてハンプを設置する実験を行った(既報:橋本主席研究員) では、一致するところが全くなかったかというと、そうではなくて、一致するところもありました。これは平芝町ですが、北から南へ向かって、先ほど橋本が説明したところと同じ場所です。ここでは歩行者のヒヤリハット8件に対して、実際に事故が1件起きています。自転車は、ヒヤリハットの指摘が4件あって、実際の事故が5件。先ほど橋本が説明しましたが、事故対策が必要なところだと言えます。 次は、インターネットを利用したヒヤリハットマップです。昨年度、国の社会実験の1つとして実施しました。WEBGISを使って、自転車、自動車、歩行者の3種類で記入していただく仕組みです。記入していただいたものを私どもが精査しまして公開させていただきました。 これが実際の画面です。アイコンで登録するようになっていまして、自分でポイントを打って、コメントを記入していただくと、実際の地図上でこうい

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