平成19年度 研究成果報告会開催記録
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34振動や騒音の迷惑が絶対にかかりそうもない、誰もいないところへ置いている段階だということです。周りに直近の人がいないので、そんなに厳しい批判が出ていませんが、本来は隣に家があるところにも置かなければいけないものです。 今は単体で評価しているので非常に難しいんですが、やはり速い速度でハンプに進入されると、どうしても騒音振動が避けられません。軽減させるような形をつくってはいますが、どうしても避けられないので、そもそも速い速度で入らないような形にする必要があります。今、ハンプを100メートル、200メートル、300メートルの中に1個だけ置いて、「これでどうだ」みたいなことを言っていますが、そうではなくて、その区間内に5個も6個も置いて、速度を上げるタイミングがないぐらいまでに持っていくと、かなり性能が上がります。要するに、一個一個のハンプの性能ではなくて、セットで勝負することを考えていかないと、こういうのはなかなか入れられないと思います。 そのときのコストの問題も含めて、最初に入れるところは非常に勇気が要ると思いますが、どこかの自治体が、豊田市だったら一番いいんですが、そういうところを頑張ってやっていくと、非常にいい結果が出るのではないかと思っています。司会:だいぶ時間を押していますので、あと1つぐらい。質問:名鉄バスの加藤と申します。板谷様にご質問です。 最初のほうで鉄道・バス・乗用車の輸送人キロというグラフをつくられていましたが、乗用車の輸送人キロはどういう根拠で求められているのか。もし出典とか、算出方法が分かりましたら教えていただきたいと思います。板谷:ありがとうございました。 『陸運統計要覧』のデータをそのまま引っ張ってきております。どういう形でと詳しく即答できる状態ではありませんが、いずれにしても根拠のある数値ということ出しています。司会:まだたくさんの方に手を挙げていただいていますが、時間が押していますので、ここでいったん第2部を終わらせていただきます。また個別に質問していただければと思います。< 休 憩 >
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