平成19年度 研究成果報告会開催記録
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31ドライバーの評価ハンプを走るときに車内で不快に感じるか?このハンプ上を走っているときの速度は?16%50%28%5%1%非常に不快やや不快どちらでもないやや快適非常に快適有効サンプル数n=30717%47%31%5%0%非常に不快やや不快どちらでもないやや快適非常に快適有効サンプル数n=305サイン曲線ハンプ台形ハンプ0510152025303540~5km/h~10km/h~15km/h~20km/h~25km/h~30km/h~35km/h~40km/h41km/h~構成率(%)有効サンプル数n=29205101520253035~5km/h~10km/h~15km/h~20km/h~25km/h~30km/h~35km/h~40km/h41km/h~構成率(%)有効サンプル数n=293認識で、ブレーキをしっかり踏んで徐行している、あるいは、ブレーキをきちんと踏んで安全な速度で走っている人が大半です。 ハンプを30キロで走行した場合の危険感ということで、やや危険、非常に危険という数字が多くなっています。これをそのままうのみにされると困りまして、30キロどころか、40キロ、50キロで走っても事故にはならない形でつくられています。実際には危険ではないんだけども、乗っている人は非常に危険に感じるという微妙なバランスをとった形にしてあります。危険だと思うので、速度を落として走るから、ハンプは効果があるということです。ハンプ走行時は不快だという結果も出ています。要するに、気持ちよくスイスイ走ってもらっては困るわけで、できるだけドライバーに危険だ、不快だと思わせることで、速度を落としてもらおうということです。居住者アンケートの概要800票配布、172票回収(回収率21.5%)配布・回収数投函配布・郵送回収配布・回収方法2007年11月22日実施実施日 こちらは沿線居住者のアンケート結果です。4つの円グラフのうち、右側がサイン曲線のハンプで、左側が台形ハンプです。上は「自動車の速度は変化したと思いますか?」という質問に対する結果です。「非常に遅くなった」「やや遅くなった」という回答が多いんですが、特にサイン曲線のほうは非常に効果があったと地元の人も思っているようです。居住者の評価自動車の速度は変化したと思いますか?このハンプは交通安全の向上に役に立つか?57%39%4%0%0%非常に遅くなったやや遅くなったどちらでもないやや速くなった非常に遅くなった有効サンプル数n=17016%71%13%0%0%非常に遅くなったやや遅くなったどちらでもないやや速くなった非常に遅くなった有効サンプル数n=16844%34%11%6%5%非常に役に立つやや役に立つどちらでもないほとんど役に立たない全く役に立たない有効サンプル数n=17130%45%13%5%7%非常に役に立つやや役に立つどちらでもないほとんど役に立たない全く役に立たない有効サンプル数n=168サイン曲線ハンプ台形ハンプ下は「このハンプは交通安全の向上に役に立つか?」という質問に対する結果です。4分の3、7割5分以上の人がどちらについても「非常に役に立つ」「役に立つ」と答えていらっしゃいます。そして、こういう社会実験をやったこと自体、「非常に有意義な試み」「有意義な試み」だったと、地元はかなり歓迎といいますか、そういう評価をいただいています。社会実験に対する地域の総合評価34%52%10%3%1%非常に有意義な試み有意義な試みどちらでもない意味がない全く意味がない有効サンプル数n=163 ハンプによって、車は高いところに上がり、低いところへ落ちますので、そのときの騒音や振動が弱点として知られています。今回も騒音と振動を測定しています。騒音は、ハンプがないときよりも置いたときのほうが下がっています。走行速度がぐんと減るので、その分の騒音が減っているという結果です。ただ、振動は、やはりハンプを置いたときのほうがやや高くなっています。この辺りを参考にして、

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