平成19年度 研究成果報告会開催記録
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27 交通まちづくりにおける協働の過程ということで少しまとめますと、今回、ユニバーサルデザインをテーマに取り組んだんですが、市民が一緒にやってできたことを今後、行政がどうフォローしていくか、そして、市民がいかに多くの人たちを巻き込んでいくか、主体的にどのようにかかわるかを考えていく必要があります。市民の主体性も、言ってみれば、推進体制の1つの要素です。その推進体制をどのようにとっていくかということが今から考えていくべきところです。そして、それを継続して続けていくには、協働に対してもそうですが、事業としてきちっと評価し、PDCAサイクルで進めていくことが必要だと考えています。項目千種区西区緑区天白区城山・覚王山学習環境づくり自然発見庄内まちおこし隊花・水・緑の公園通り荒池緑地経緯開始発足のきっかけ区づくりとの関係テーマジャンル地域との関係(特徴)地域資源(素材・人)選定理由事業の主たる対象推進体制構成要員進行管理実施主体(プロジェクト推進者)行政姿勢担当者の有無担当者の役割関与の姿勢担当の変更による内容の変更外部委託委託先委託先の決定方法役割外部委託メリットデメリット参加者構成(実行メンバーの)参加人数参加者の性質参加形態運営形態(組織)手法事業頻度手法協働力関係コアメンバーリーダーシップルール・方針ノウハウの蓄積資金調達予算執行状況資金調達方法資金活用方法主たる実施者広報メディアコネ(ネットワーク)地域市民意識地区への貢献事業と地域との関係(認知度、参加意思など)事業評価評価方法の有無評価方法組織内の評価外部からの評価協働に関わる評価その他効果名古屋市特色ある区づくり事業を例にまちづくりの視点から2)協働を推進する要件の考察(H19年度で実施)テーマ推進体制地域との関係予算主義発生主義●テーマ●課題人間関係ネットワーク●協働相手●行政も一員モチベーション●嗜好性●楽しいこと(マネジメント)①②③地域の力職食街防災教育医商交通分野の傾向安全「交通」を地域の中の一要素として考えてみると…?情報提供(裾野を広げる)情報提供(裾野を広げる)市民の生活視点から(興味の喚起・発想の転換)市民の生活視点から(興味の喚起・発想の転換)きっかけを作っていけばいいのではないか?きっかけを作っていけばいいのではないか?協働の切り口として(当初の考え方)理解してもらう、関心を持ってもらう機会を増やすために…理解してもらう、関心を持ってもらう機会を増やすために…●交通分野の個々の事業を通して得られた結果●交通分野の個々の事業を通して得られた結果●協働まちづくりを推進する要件の考察●協働まちづくりを推進する要件の考察(まちづくりの中で交通を考える)(まちづくりの中で交通を考える)今後の交通まちづくり計画における市民との協働を推進今後の交通まちづくり計画における市民との協働を推進 最後に、なぜ協働が必要かということを改めて考えてみます。地域をつくっていくには、行政、市民、それにかかわる多彩な人たちと関係性をつくっていくことが大事です。それを進めていくためにも、成功している事例を見ながら、協働が進んでいく要件を整理したいと考えています。また改めて別の機会に発表できればと考えています。 ユニバーサルデザインということでは、市の人たち、今回かかわった人たちに加えて、商店街はおもてなしを考える意味で人にやさしいまちを提供する、そして、交通事業者さんは、まちの中にある拠点を考え、移動手段を考える、まちを中心に活動する企業も考えるというように、みんなでまちをつくっていく中で考えていくべきと思っています。 交通まちづくりの中で協働をどのように進めていくかということですが、交通の個々の事業を通してきっかけをつくっていくと同時に、皆さんでまちをつくっていくという考え方でやっていくことが大事だと考えています。今後のご協力をお願いしながら、発表を終わらせていただきます。ありがとうございます。
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