平成19年度 研究成果報告会開催記録
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25づけになります。2.ユニバーサルデザイン推進時の協働基本構想基本構想策定段階策定段階現状認識現状認識方針決定方針決定計画策定計画策定1段階段階整備段階整備段階2維持改善維持改善段階段階3推進内容推進内容(行政)(行政)(市民)(市民)課題抽出参加課題抽出参加意見提示意見提示パブリックコメントパブリックコメント住民説明住民説明整備整備情報提供情報提供整備の確認整備の確認整備の認識・理解整備の認識・理解意識の向上意識の向上整備フォロー整備フォロー政策展開政策展開意見意見集約集約協働協働推進推進‥‥??‥‥ 協働といっても、いろいろな段階があります。豊田市の場合は、行政だけで推進するもの、市民活動として市民だけでやるもの、そして、一緒に取り組むもの、これらを合わせて共に働き、総合的に効果を上げていこうという考え方で協働をうたっています。そして、ユニバーサルデザインに関しては、整備は行政がやっていくのであれば、それを市民の人たちと一緒にどういうふうに考えていくところがあるかという取り組みとして協働を行っています。 昨年度の取り組みを紹介いたします。まず、企画としては、市民の意向を踏まえてテーマを設定します。豊田市ユニバーサルデザイン基本方針のうち、訪れる人にやさしいまちとか、利用者のモラルの向上や助け合いなどの心バリアフリーの推進の部分は、市民の人たちと一緒に考えないといけないところです。整備されているまち、誰もが安心安全に楽しく歩ける道を市民に伝えていくための情報提供ツールづくりに取り組みました。 誰がやったかといいますと、やはり住んでいる人たちが考えなくてはいけないということで、中心市街地の住民、いろいろな障害を持っている人たち、それを支援する活動団体、一市民としての行政職員といったように、立場や視点が違う人たちが集まっています。そこからネットワークを膨らませることができるような構成にしました。3.H18年度取組みの概要市民の参加による推進が期待されるところ市民の参加による推進が期待されるところ●市民の意向を踏まえてテーマを設定●市民の意向を踏まえてテーマを設定豊田市ユニバーサルデザイン基本方針①安全・安心・快適に暮らせるまちづくり②訪れる人にやさしく回遊しやすいまちづくり③地域特性に応じた整備の推進④総合的、横断的な移動の円滑化の推進⑤利用者のモラル向上や助け合いなど心のバリアフリーの推進→高齢者や障害のある方への「情報提供」ツール→高齢者や障害のある方への「情報提供」ツール→マップ作成、配布を通した市民意識の啓発→マップ作成、配布を通した市民意識の啓発『『ユニバーサル・タウンマップユニバーサル・タウンマップ』』でで誰もが安心して安全に楽しく歩ける道案内誰もが安心して安全に楽しく歩ける道案内1)企画1)企画●ワークショップを開催●ワークショップを開催第1回マップの企画項目・誰に、どんな時に使ってもらうか・どのルートで、どんな情報を載せるか内容第2回現地取材・検証・案内ルートを調査項目を元に調査する・伝える人の立場を考えて取材する第3回マップを作る・取材した情報を整理して3グループの情報を共有する・マップ形状や内容イメージを共有する追加WG(2回)マップをデザインする・情報整理してデザインする・ユニバーサルデザイン記事を編集する第4回最終チェック・マップ(案)の情報を確認して修正する・マップの使い方、今後の展開を話し合う2)流れ2)流れ●参加を呼びかけ●参加を呼びかけ中心市街地住民、障害者支援・活動団体、一市民としての行政職員、(立中心市街地住民、障害者支援・活動団体、一市民としての行政職員、(立場が違う、視点が違う、参加者からのネットワーク)場が違う、視点が違う、参加者からのネットワーク)3)参加者市民の視点3)参加者市民の視点1.移動ルートについて(いどうルート) (車)(高)(ベ)(視)(一) ●駅や周辺の情報(じょうほう)・案内場所 ※作成中 ○ ○ ○ ○ ○ ●音声案内(おんせいあんない)、点字(てんじ)案内 ○ ○ ●エレベーター、エスカレータの場所、誘導(ゆうどう)○ ○ ○ ○ ●雨の日にぬれずに移動できるルート ○ ○ ○ ○ ○ ●休憩所(きゅうけいじょ)、公園(こうえん): ・子どもが遊べる、ベンチなどで一息つける ○ ○ ○ ○ ○ ●信号:音声案内、長さ ○ ○ ○ ○ ○ ●道路の形態:段差(だんさ)・坂道(さか)・スロープ ○ ○ ○ ○ ○ ●歩道の状態:幅員・舗装(ほどうのはば、ようす) ○ ○ ○ ○ ○ ●点字(てんじ)ブロック動線(どうせん) ○ ●距離(きょり)や所要時間(しょようじかん)のめやす○ ○ ○ ○ ○ ●サインの所在、分かりやすさ 2.施設・スポット情報 ※福祉(ふくし)ガイドブックあり (車)(高)(ベ)(視)(一) ●トイレ情報 ・車椅子対応、手すり付き便器(べんき)、洋式トイレ・オムツ替え台、幼児用便器、授乳室 ○ ○ ○ ○ ○ ●入口:自動ドア、間口(いりぐちひろさ) ○ ○ ○ ●駐車場(ちゅうしゃじょう)の場所(起点になる) ・障害者用駐車スペースの位置 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ●店舗情報(てんぽじょうぼう) ・車椅子・ベビーカーで食事や休憩できる店 ・盲導犬(もうどうけん)連れの受入施設 ・地域にづくり協力的な店 ○ ○ ○ ●駐輪場 3.その他の情報 (車)(高)(ベ)(視)(一) ●言語(げんご):言葉がわからなくても理解できる ○ ●地域情報(ちいきじょうほう): ・老舗(しにせ)、個性的な店、地元人しか知らない ○ ○ ○ ○ ○ ●調査の視点●調査の視点(車)車椅子利用者(車)車椅子利用者(高)高齢者(高)高齢者(べ)乳幼児連れ(べ)乳幼児連れ(視)視覚障害者(視)視覚障害者(-)それ以外(-)それ以外●調査項目●調査項目(道案内を目的に)(道案内を目的に)・基本構想整備項目・基本構想整備項目を元に選定を元に選定・参加者の視点を・参加者の視点を追加追加 このような形でワークショップを開催しています。マップを企画して、現地取材・検証して、マップをつくりました。障害もいろいろありますので、
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