平成19年度 研究成果報告会開催記録
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22す。豊田・三好豊田・三好11次交通圏交通計画の概要次交通圏交通計画の概要計画策定主体:豊田市、三好町計画策定主体:豊田市、三好町計画策定期間:計画策定期間:20052005年年88月~月~20072007年年33月月計画策定方式:協議会を組織計画策定方式:協議会を組織計画目標:計画目標:計画目標年次:計画目標年次:20162016年(年(1010年後)年後)●人と環境にやさしい交通体系で活発な交流ができるまち●自動車に過度に依存しない利便性と選択性の高いまち●地域に合った交通を地域で創り、育てるまち⑥空港バス⑭ふれあいバス⑰中心市街地バス⑬下山バス⑫旭バス⑯豊田福祉バス⑮松平ともえ号 ここから計画の概要について、非常に雑ぱくに話をさせていただきます。1年半ぐらいかけて豊田・三好1次交通圏交通計画を策定しました。「人と環境にやさしい交通体系で活発な交流ができるまち」「自動車に過度に依存しない利便性と選択性の高いまち」「地域に合った交通を地域で創り、育てるまち」という3点を全般的な目標としまして、これを実現するためにネットワークを少し変えていきたいと提言する内容となっています。2007/10/012007/10/01((財財))豊田都市交通研究所豊田都市交通研究所1212計画策定時の公共交通ネットワーク計画策定時の公共交通ネットワーク東部丘陵線愛知環状鉄道線名鉄豊田線名鉄三河線愛知環状鉄道線足助藤岡小原旭稲武下山保見猿投石野松平挙母高岡上郷高橋三好概ね1時間に片側2本以上概ね1時間に片側1本以上概ね2時間に片側1本以上朝、昼、夕に1本程度特に、将来にわたって採算が取れないと考えられる、旧合併町村と旧豊田市を結ぶ路線や、それら町村内の公共交通ネットワークが不十分である。 これは計画策定時の豊田・三好1次交通圏の公共交通のネットワーク概念図です。矢印の太さがサービスレベルを示していまして、黒いのが鉄道の路線で、青い矢印が基幹的なバス路線です。太いほどサービスレベルが高いわけですが、山間部に行くほどやや貧弱なネットワークになっていることがお分かりいただけるかと思います。2007/10/012007/10/01((財財))豊田都市交通研究所豊田都市交通研究所1313将来の公共交通ネットワーク計画将来の公共交通ネットワーク計画東部丘陵線愛知環状鉄道線名鉄豊田線名鉄三河線愛知環状鉄道線足助藤岡小原旭稲武下山保見猿投石野松平挙母高岡上郷高橋三好鉄道駅型バス停型拠点性のある地点基幹補助路線地域バス等(イメージ)交通結節点凡 例鉄道基幹バスバス基幹路線朝、昼、夕に1本程度概ね1時間に片側2本以上概ね1時間に片側1本以上概ね2時間に片側1本以上現状におけるネットワークを改善するため、基幹的な路線を定め、その路線のサービスレベルを向上する。旧市町村の中心部などを「交通結節点」と位置づけ、自動車、自転車、徒歩等でのアクセス性を向上させて公共交通への乗り継ぎ利便性を高める。以上について、豊田市および三好町が今後10年にわたって、目標達成のために継続して責任をもって施策を実施する。 このように基幹的な路線を定めて、10年後をめどに、その路線のサービスレベルを向上させる計画をつくりました。今年、既に実行に移されていまして、この中では旭地区と豊田地区とを結ぶ路線を新しくつくりまして、サービスレベルを高める取り組みを始めています。まもなく運行予定だと聞いています。それに加えて、旧市町村の中心部などを交通結節点と位置づけ、その町内、村内、市内の自動車、自転車、徒歩等でのアクセス性、公共交通への乗り継ぎの利便性を高め、公共交通をより便利なものにすることが計画の主眼となっています。2007/10/012007/10/01((財財))豊田都市交通研究所豊田都市交通研究所1414PDCAPDCAサイクルサイクル計画の推進に際しては、定期的に評価を行い施策の見直しをして計画の推進に際しては、定期的に評価を行い施策の見直しをしていくことが重要である。いくことが重要である。行政や事業者だけでなく、住民による利用や提案等の幅広い活動行政や事業者だけでなく、住民による利用や提案等の幅広い活動が、公共交通の発展のために不可欠である。が、公共交通の発展のために不可欠である。共働・協働〈行政〉豊田市・三好町・県・国(役割)積極的かつ適切に 関与し、運行を支援する〈住民等〉 市民・学校・企業等 (役割)計画から運行まで直接関 り、利用することで支える〈交通事業者〉 鉄道・バス・タクシー等(役割)効率的で安全、 安心な運行をする連携 連携 連携 Check (施策の評価) Action (施策の改善) Plan (施策の計画)Do (施策の実施) 計画内容は、状況の変化に合わせて変化する。利用者にとって利用しやすく維持しやすいネットワークを常に作るよう努力することになる。 豊田市及び三好町は、今後10年にわたって、目標達成のために責任をもって施策を実施すること
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