平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--71村井清(豊田都市交通研究所専務理事) 本日はたくさんの方のご来場ありがとうございました。設立15周年を祝っていただくという形でご参集いただきまして、本当に感謝しています。 先日、10年ぶりに豊田市勤務になった人が「豊田市というのは道路がよくなったし、きれいになったね」と言っていました。現在、愛・地球博の閉幕1周年イベントを多く開催していますが、この万博を目掛けて東海環状自動車道ができたこと、国道248号線が一部を残して4車線化されたこと、リニモが開通して便利になったことを踏まえての評価だと思います。 一方、足元を見ますと、先ほど増岡が触れましたように、愛知県は死亡事故ワースト1位という不名誉な記録を現在も続けております。また、市民の公共交通に対する改善してほしいという意見はほかの3人の発表者(山﨑、瀬尾、田中)が言っていたような状況です。私どもの研究所は、ITS(Intelligent Transport Systems)を活用しながら、交通安全や公共交通などの課題解決に寄与していきたいと思っています。 私どもの研究所は、常勤者が15名います。そのうち、研究者が10名。うち博士が4名、修士が2名という陣容です。今日は研究の一端をご紹介しましたが、これからも地道に頑張ってまいりますので、ご支援とご鞭撻(べんたつ)をよろしくお願いしたいと思います。 私どもは豊田市から都心ビジョンの諮問を受けています。暮れぐらいには答申をして、シンポジウムという形で皆さんにお披露目したいと思っています。その答申は30年後の豊田市の都心ビジョンはこうだ、そして、そのビジョンに至る当面10年はこんなふうにあるべきということが提言できればと思っています。 最後になりましたが、交通事故に十分ご留意されてお帰りください。どうもありがとうございました。

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