平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--67 A社さんはトヨタ自動車だと思います。A社さんも企業の動機として何を用いるのか、そして、都市と車とどのように共生するか、豊田市をどうするかということで、研究所も非常に頑張るし、市役所も頑張るし、いつもの話ですが、トヨタ自動車さんも頑張って、豊田市全体のレベルを上げていかないとなかなかうまくいかないだろうと思います。TDMの話でしたが、ご発表はそういうお話だったのではないかと思いました。最後に山﨑さんのチャレンジECO通勤。④④「チャレンジ「チャレンジECOECO通勤」の概要と通勤」の概要と評価評価山﨑山﨑基浩基浩特徴は、「広域・大規模みちなびトヨタ活用型TFP・愛環沿線4市のマイカー通勤者を勧誘。・参加登録1660名。日平均1000名が実施。・CO2排出量40%削減。・事後調査回答者の八割がECO通勤を継続。・「環境」に「健康」も加えた展開を予定。④④「チャレンジ「チャレンジECOECO通勤」の概要と通勤」の概要と評価評価山﨑山﨑基浩基浩留意したいこと①ECO通勤への転換の実際の理由・交通施設整備はないのに転換したのは何故か。・環境負荷をかけていると知らなかった/ECO通勤をしらなかった/実は、他の理由でECO通勤・・・(「事実として提供」はよいことか。慎重に)②ECO通勤一日千人の意味・渋滞解消や鉄道利用者の増加との関係・対象地域マイカー通勤の母集団との関係③企業にとってのメリットを明確にすること。モビリティマネジメントがうまく行きそうであると感じて実験したところ、非常にうまくいったというお話でした。4,000名が実施して、CO2が40%減り、事後回答で通勤者の八割が継続すると回答し、環境に良いあるいは健康に良いということで車からの転換を予定しているとのことでした。しかし、不足している点があると思います。それは、なぜ転換するのかというメカニズムの理解です。 皆さんがやってよかったと評価しているという情報を「事実として提供する」というご説明でしたが、その理由を明確にしないで、評価結果だけを提供するのは適切ではありません。もうちょっと慎重にやらないといけない。研究所としては情報提供することで、今まで認識してなかったことを認識するのか、あるいは、新しい通勤の方法が分かって、今までそれを知らなかったけど、そうしてみようと思ったのか、あるいは、もっとほかの理由でやっているのか、少しその辺のメカニズムの分析も併せて実施してほしいと思います。 ところで、参加登録1,660名、2市平均1,000名というのは、4市のマイカー通勤者からいってどんな意味があるのでしょうか?それが渋滞解消や鉄道利用者の増加との関係で意味のある数字に達しているのか達していないのか。今、前向きに頑張っていくという方向だと思いますが、その辺の関係を明らかにしておいてほしいと思います。3は企業にとってのメリットを明確にして参加していただくということですね。成長しつつある「TTRIの研究員」!!ご清聴、ありがとうございました。 去年は「研究員の成長の期待」と書きましたが、ことしは1年たったので「成長しつつあるTTRIの研究員」としました。ご清聴ありがとうございました。

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