平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--66いろいろ問題はあますが、非常に有効に役立つことを示すことが必要であると思います。去年も同じことを言っているので、もう1枚用意しました。②事故データを基本とした②事故データを基本とした交通安全対策交通安全対策増岡増岡義弘義弘「啓発」プログラムにまとめてほしいMM方式;情報提供⇒運転方法の改善事故地点、ヒアリ地点の周知「プローブカー+運転挙動警告」の普及事故の危険、損害、生活への影響に関する情報提供「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」の徹底 事故の要因を推測するには、現在入手している事故データだけではなくて、プローブカーで記録をとって、危険な運転するとどうなるのかとか、自動車に設置されたカメラの動きなどを把握することが重要であると思います。自動車にカメラを付けると、今日、朝のテレビ番組でやっていましたが、事故の様子が明確にとらえられて、どういうことで事故が起こっているか分かるようです。そんなことも積極的に研究したらいいのではないかと思います。 増岡さんは自覚を持って運転することが大切であるとおっしゃいました。ちょうどモビリティマネジメントの話がありましたが、啓発プログラムにまとめればいいのではないかと思います。事故地点やヒヤリ地点の周知、あるいは、今のプローブカー、運転記録、警告というようなシステムを普及させて、そのモニターを何人か決める。それから、いろいろテレビでもやっているわけですが、事故の情報提供とか、昔からのキャッチフレーズとか。集めた情報をそういうシステムの中に生かして、本当に交通事故が減ることを示せればと思います。それから、瀬尾さんの企業TDMの話。これは企業の話としてありましたが、結局は、都市と車の共生のレベルがやはりわが国の都市とドイツの都市では異なる側面があると思いました。国内のB社でかなり頑張っているところもあるということですが、都市と車の共生ということでいくと、このスクリーンに投影したイラストは1960年のドイツ・フライブルグをイメージしています。③企業③企業TDMTDM事例調査事例調査瀬尾瀬尾和寛和寛先進的事例・成功事例をヒアリングを含めて丁寧に整理ドイツ(BMW,VW)TDMを含む総合的な対策が実施。都市と車の共生レベルの違いを再確認(ミュンヘン)。国内B社「エコ通勤」活動TDM+バス路線6,000人で、約5,000人(4月~12月)参加知りたいこと・企業の動機はなにか。(A社も持ちうるか)・都市と車とどのように共生するか、基本的理解が必要。低密な郊外部低密な郊外部からから高密な都心部高密な都心部へへ交通セクター軌道系(Headway, 2.5 m,5.0m,10.0m)バスP&R 商業施設を持つ乗り換え地点軌道系システムを軸とするフィーダーバス・広域P&Rの整備この都市では、周辺から来るときは、車で出てもいいけど、途中で鉄道に乗り換える。鉄道の本数も、頻度も、太いもの、細いものもかなり頻繁にあって、そのサービスで都市全体をカバーするという交通体系になっている。こういう状況の中で、先ほどのパーク&ライド、1万台、2万台、3万台というような数がミュンヘン都市圏にはあるわけです。そういう違いがある中で、企業も頑張っているということを認識すべきです。
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