平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--57TFP実施の実務的な問題と反省点(1)システム設計TFP実施の実務的な問題と反省点TFP実施の実務的な問題と反省点(1)(1)システム設計システム設計••即座に即座にCO2CO2排出量情報をフィードバックする排出量情報をフィードバックするために、手段別の距離あるいは所要時間をために、手段別の距離あるいは所要時間を入力する形式とした。このため、入力情報の入力する形式とした。このため、入力情報の精度が低下した。精度が低下した。••公共交通機関情報の提供は、みちナビとよた公共交通機関情報の提供は、みちナビとよたポータルサイトを活用したため、参加者のパポータルサイトを活用したため、参加者のパソコン使用スキルによって情報取得の差違がソコン使用スキルによって情報取得の差違があったと考えられる。あったと考えられる。••個人情報保護の観点からシステムサーバを個人情報保護の観点からシステムサーバを物理的に高いセキュリティ環境に置く必要が物理的に高いセキュリティ環境に置く必要があり、高額な費用発生。あり、高額な費用発生。TFP実施の実務的な問題と反省点(2)実験参加者の募集・渉外TFP実施の実務的な問題と反省点TFP実施の実務的な問題と反省点(2)(2)実験参加者の募集・渉外実験参加者の募集・渉外••個人情報保護の観点から個人情報保護の観点から、、事業所でのメー事業所でのメールアドレスとりまとめが不可能なケースが発ルアドレスとりまとめが不可能なケースが発生した。生した。••「豊田市「豊田市TDMTDM研究会」を主体としながらも、対研究会」を主体としながらも、対象は企業単位ではなく個人単位の募集形式象は企業単位ではなく個人単位の募集形式をとった。このため、事業所ごとの集計が不をとった。このため、事業所ごとの集計が不可能となった。可能となった。••メールアドレスを持たない職員に対して、紙面メールアドレスを持たない職員に対して、紙面によるプログラムを実施する必要が生じた。によるプログラムを実施する必要が生じた。TFP実施の実務的な問題と反省点(3)システムの運用TFP実施の実務的な問題と反省点TFP実施の実務的な問題と反省点(3)(3)システムの運用システムの運用••事業所内で同じアドレスを複数が共有する事業所内で同じアドレスを複数が共有するケースが多々あり、直接的なコミュニケーショケースが多々あり、直接的なコミュニケーションが阻害された。ンが阻害された。••アドレス入力ミス等から不達メールが多発し、アドレス入力ミス等から不達メールが多発し、事務局からの情報提供が届かないケースが事務局からの情報提供が届かないケースがあった。あった。••紙面記録票のデータ処理に時間を要し、最終紙面記録票のデータ処理に時間を要し、最終結果報告の実施時期が遅れ結果報告の実施時期が遅れた。→た。→Step.5Step.5のの回答者数回答者数減少につながった?減少につながった?通勤MM推進の将来像(中部運輸局「国土施策創発調査」からの提言)通勤通勤MMMM推進の将来像推進の将来像(中部運輸局「国土施策創発調査」からの提言)(中部運輸局「国土施策創発調査」からの提言)••今後の継続に向けてより幅広い関係者が協力しながら、今後の継続に向けてより幅広い関係者が協力しながら、事業者がより主体的に取り組める体制づくりが必要事業者がより主体的に取り組める体制づくりが必要交通事業者 環境系NPO法人・市民等 大学及びその他研究機関 公共団体 (交通・環境・まちづくり…)参加者参加者参加者参加者情報提供 ノウハウ支援 財政支援 TFP支援WEBサービス メンテナンス・運用支援 自ら活用〈民間事業者側〉〈支援組織側〉通勤交通 コーディネーター(MM担当者) 〈TDM研究会〉 通勤MM推進の将来像として、これは中部運輸局の調査からの提言ですが、できれば事業所が主体となって、事業所にとっても、また、従業員にとってもいいことだということを展開してもらいたいという考えがあります。そのために、今後は事業者が主体的に取り組むための仕組みづくりを目指していきたいと思っております。まとめままととめめ••環境対策に訴える環境対策に訴えるTFPTFPを実施したことで、個人の行動を実施したことで、個人の行動変容、事業所の取組み意欲向上を促すことができた。変容、事業所の取組み意欲向上を促すことができた。••WebWebによるによるTFPTFPは、メール不達防止、個人情報保護、は、メール不達防止、個人情報保護、入力・プラン作り等支援の向上など、諸課題がある。入力・プラン作り等支援の向上など、諸課題がある。••今後、事業者が主体的に取り組むための体制づくりを今後、事業者が主体的に取り組むための体制づくりを目指す。(まずは目指す。(まずはWebWebシステムの改良、配付など)システムの改良、配付など)••H18H18年度は「健康面での効果」を情報提供し、「環境対年度は「健康面での効果」を情報提供し、「環境対策」との比較分析をしながら、効率的で恒常的な策」との比較分析をしながら、効率的で恒常的なWebWeb上の上のTFPTFP支援システムの活用を検討していく。支援システムの活用を検討していく。また、個人にとっては渋滞がどうなろうと関係ないという話になってしまうと困りますので、「あなたの健康にとっても非常にいいことですよ。車利用と肥満との間には関係が見られるんですよ」といった話を前に出して、皆さんの意識を変えていきたいと考えています。 実は、本年度、もう動いています。この愛知環状鉄道の沿線4市が事務局となって、国からも補助をいただいて事業を展開しています。商工会議所からもご協力いただきながら、事業所主体の取り組みとしてこのシステムを普及促進していこうと考えています。本年度の取り組み本年度の取り組み本年度の取り組み••平成平成1717年度の実験実績を踏まえ、年度の実験実績を踏まえ、WebWeb--TFPTFPシステシステムを改良するとともにこれを事業所に開放し、事業ムを改良するとともにこれを事業所に開放し、事業所が主体となって活用し、所が主体となって活用し、MMMMを推進する。を推進する。事務局岡崎市・瀬戸市・春日井市・豊田市(財)豊田都市交通研究所愛知県地球温暖化防止活動推進センター豊田市TDM研究会事業所事業所事業所従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員従業員チャレンジECO通勤支援システム活用支援活用支援活用支援参加呼掛・支援参加呼掛・支援参加呼掛・支援商工会議所の協力事業所主体の取り組みとして普及・促進

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