平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--51れていないという印象があると思います。車と他の交通機関とうまく連結した総合的な対策が必要になってくるだろうということです。5.まとめ5.まとめ5.まとめ■通勤渋滞対策の方向■通勤渋滞対策の方向(1)中長期的な視点(ハード対策)(1)中長期的な視点(ハード対策)①通勤交通における「起点」と「終点」の立地①通勤交通における「起点」と「終点」の立地・都市計画(土地利用)を踏まえた施策・都市計画(土地利用)を踏まえた施策②交通体系を踏まえた、総合的な計画②交通体系を踏まえた、総合的な計画・車、自転車、鉄道、バス、徒歩等・車、自転車、鉄道、バス、徒歩等(2)協働による取組み(ソフト対策)(2)協働による取組み(ソフト対策)・交通手段転換(モビリティ・マネジメント等)・交通手段転換(モビリティ・マネジメント等)・産業都市における共同バス運行・産業都市における共同バス運行等等 次に、ソフト対策面での協働による取り組みです。先ほどの都市計画を踏まえた対策や交通体系を踏まえた対策は環境整備であるため、実現までに非常に時間がかかります。しかし、通勤交通において、既に公共交通機関が利用し易い環境に住んでいる従業員は、公共交通への転換は比較的容易です。そのようなケースにおいて、モビリティマネジメント(交通手段の転換を促す交通政策)の施策は有効であり、関係先と協働で取組むことでその効果は更に拡大すると思われます。最寄鉄道駅と職場を連結する通勤バスは、それぞれの会社で運行されているケースがほとんどですが、産業都市或いは産業団地という枠の中で協働してバスを運行すれば、公共交通機関への転換は進むと思います。 これで発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

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