平成18年度 研究成果報告会開催記録
47/87

--472.調査企業及び都市2.調査2.調査企業及び都市企業及び都市▼▼自動車産業都市豊田市の通勤渋滞自動車産業都市豊田市の通勤渋滞問題の解決につなげる問題の解決につなげる▼▼輸送用機器メーカーで且つ輸送部門の輸送用機器メーカーで且つ輸送部門の製造品出荷額が50%以上製造品出荷額が50%以上(1)調査企業(1)(1)調査企業調査企業自動車産業都市の「6企業」を選定し、ヒアリング調査、現地調査を実施自動車産業都市の「6企業」を選定し、自動車産業都市の「6企業」を選定し、ヒアリング調査、現地調査を実施ヒアリング調査、現地調査を実施①輸送(81.6%)①輸送(81.6%)②食料②食料③金属③金属①輸送(65.0%)①輸送(65.0%)②機械②機械③金属③金属①輸送(55.7%)①輸送(55.7%)②機械②機械①輸送(60.8%)①輸送(60.8%)②飲料②飲料③機械③機械――――製造品出荷額製造品出荷額上位業種上位業種6.06.014.014.05.25.26.06.050.050.034.034.0本社規模本社規模(千人)(千人)44.944.926.426.422.522.510.110.16.06.014.914.9人口密度人口密度(人/ha)(人/ha)9999池田市池田市E社E社134134刈谷市刈谷市578578浜松市浜松市121121ヴォルフスヴォルフスブルクブルクVWVWD社D社C社C社165165磐田市磐田市B社B社日日本本11,,300300人口人口(千人)(千人)ミュンヘンミュンヘン都市名都市名BMWBMWドドイイツツ輸送機器輸送機器メーカー本社メーカー本社(2)調査企業6社一覧(2)調査企業6社一覧(2)調査企業6社一覧次の表は調査企業6社の一覧表です。自動車産業都市は他にも事例がありますが、限られた時間の中で調査した関係上、環境先進国であるドイツの中からBMWとフォルクスワーゲンの本社がある自動車産業都市ミュンヘンとヴォルフスブルグ、日本の都市からは製造品出荷額が50%以上で自動車企業本社がある自動車産業都市を選定しました。■総合的な対策■総合的な対策(拠点周辺の交通網(拠点周辺の交通網の整備状況)の整備状況)■パーク&ライド■パーク&ライド駐車場利用促進駐車場利用促進■従業員駐車場■従業員駐車場対策対策大規模事業所に着目した場合、地大規模事業所に着目した場合、地域への影響が考えられるため、計域への影響が考えられるため、計画的な配慮がなされているか。画的な配慮がなされているか。既に、各地で自治体、交通事業者既に、各地で自治体、交通事業者がパーク&ライド駐車場を整備がパーク&ライド駐車場を整備既に、自治体主導で多くの市民啓既に、自治体主導で多くの市民啓発活動が進められている。発活動が進められている。日本各地で自治体主導で多くの駐日本各地で自治体主導で多くの駐車場対策が進められている。車場対策が進められている。大規模事業所に着目した場合、多く大規模事業所に着目した場合、多くの従業員が集積した拠点に対しての従業員が集積した拠点に対して対策が行われている。対策が行われている。豊田市における対策の視点豊田市における対策の視点地域の都市計画を踏まえ地域の都市計画を踏まえて中長期的な対策を立ててて中長期的な対策を立てているか。いるか。交通体系を踏まえた対策を交通体系を踏まえた対策を立てているか。立てているか。利用促進のための施策利用促進のための施策社員への誘導策、社員への誘導策、キャンペーン展開キャンペーン展開立地状況、駐車ゾーン指定、立地状況、駐車ゾーン指定、案内表示板の設置など案内表示板の設置など事務所の立地、始業時間事務所の立地、始業時間の調整の調整調査内容調査内容■マイカーからの■マイカーからの通勤手段の転換通勤手段の転換■事務所の分散/■事務所の分散/集中(時間・空間)集中(時間・空間)項目項目(3)ヒアリング調査/現地調査((33))ヒアリング調査/現地調査ヒアリング調査/現地調査 次にヒアリングの項目と現地調査の内容です。豊田市における対策に主眼を置いていますので、ヒアリング項目は、「事務所の分散・集中」「従業員の駐車場対策」「マイカーからの通勤手段の転換」「パーク&ライド駐車場利用促進」「総合的な対策」の5項目に注目しました。本社工場本社工場研究開発研究開発本社は、1拠点に集積しているが、本社は、1拠点に集積しているが、本社敷地内(800万㎡)で分散。本社敷地内(800万㎡)で分散。本社周辺・高速道路アクセスの本社周辺・高速道路アクセスの道路網は充実道路網は充実50,00050,000管理部門管理部門(本社ビル)(本社ビル)VVWW4,0004,000第3地区:第3地区:(その他)(その他)17,00017,000第2地区:第2地区:(研究開発)(研究開発)本社は3拠点に分散し、渋滞を本社は3拠点に分散し、渋滞を事前に防ぐ計画となっている。事前に防ぐ計画となっている。拠点間の交通網も整備。拠点間の交通網も整備。(道路網、公共交通機関)(道路網、公共交通機関)企業別の評価企業別の評価13,00013,000従業員数従業員数第1地区:第1地区:(管理部門(管理部門//工場)工場)BBMMWW本社本社(1)事務所の立地(1)事務所の立地(1)事務所の立地3.調査結果(企業TDM事例)3.調査結果(企業TDM事例)3.調査結果(企業TDM事例) まず、「事務所の分散・集中」の項目です。ユニークな対策をとっていたドイツの事例からご説明します。BMW本社の事務所は、第1地区、第2地区、第3地区の3つに大きく分かれています。3拠点に事務所を分散させることによって渋滞を防ぐ計画となっています。一方、フォルクスワーゲン本社は、従業員数が約5万人で、800万㎡という広大な敷地の内で事務所は分散化されています。 こちらの図がBMW本社(ミュンヘン市)です。3つの事務所拠点が2キロ、4キロと適度に分散しています。従業員は第1地区と第2地区に主に集積していますが、現地を視察した感想としては、3拠点に分散していること、本社付近の道路環境などが整備されていることから、本社周辺においては激しい渋滞は回避されているようである。しかも、鉄道など、公共交通の整備も非常に良好でした。■BMW本社の立地■BMW本社の立地■BMW本社の立地第2地区(研究開発)17,000人第1地区(管理部門・ミュンヘン工場)13,000人第3地区(その他部門)4,000人ドイツ鉄道(S-bahn)公共バス地下鉄(U-bahn)約2km約2km約2km約4km約4km約4km高速道路図BMW本社の配置図(BMW資料)図図BMW本社の配置図(BMW資料)BMW本社の配置図(BMW資料)

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る