平成18年度 研究成果報告会開催記録
43/87

--43ころのポイントを地図上に記入してくださいとお願いしました。児童と高齢者については、歩いていて危ないところと自転車に乗っていて危ないところという2つの観点から、保護者については、子どもにとって危ないところと自分が運転していて危ないところの10カ所を選んでいただいています。全て記入いただくと新豊田市で約10万カ所のヒヤリハットポイントが出てくると予想しています。 これは実際に子どもさんが書いたヒヤリハットのポイントです。9ヒヤリハットマップ記入例◎四郷小学校左の真ん中あたり、(ファミリーマートという)コンビニのすぐ近くですが、信号がなくて、歩いているときに危ない目にあったという記述があります。このように実際に記述していただいたものをGISというツールを使ってポイントをとることによって、最終的にいろいろな形で表現できます。10ヒヤリハットマップを利用した交通安全対策•様々な視点、年代のヒヤリハット地点の抽出•事故データとマッチング(危ない場所で事故が本当に発生しているか?)•特に注意する場所の認識と自分で考える交通安全対策(予防安全・事故予知)•交通環境整備の優先順位付け•通過交通制御などの生活道路安全対策の基礎資料など ヒヤリハットマップは、つくることが目的ではなくて、それをどういうふうに応用していくかが重要です。先ほど言いましたように児童保護者と高齢者という別々のカテゴリーでとっていますので、さまざまな年代の視点によるチェックと実際に事故が起きたポイントを重ね合わせることで、危ないと感じた場所で実際に事故が起きているのかということも含めて、今後分析していきたいと思っています。今年度中ぐらいにはある程度の結果が出ると思います。また、市民参加型といっていますが、自分たちでヒヤリハットマップをつくることで、特に注意するポイントは学校の近くのどこどこのポイントだというように、自分たちで事故予知をするような仕組みをつくっていきたいと思っています。 次に事故多発信号交差点については、この絵のとおりです。11事故多発信号交差点交差点名があるものは6年間で10件以上市内の信号交差点をすべて抽出して、そこに事故データを重ね合わせて、どこの交差点で事故が多いかということを調べたものです。拡大をしますと、例えば市役所の近くの国道153号線、155号線、この赤い線が国道ですが、そういったところで事故が多くなっています。信号の大きさや、色によって事故の件数を変えたり、いろいろな形で表現できるようになっています。

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る