平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--41司会:引き続き、増岡義弘主席研究員より「事故データを基本とした交通事故対策について」と題して発表いたします。増岡義弘(豊田都市交通研究所主席研究員) 1情報企画G増岡義弘情報企画グループの増岡です。本日は「事故データを基本とした交通事故対策について」ということで発表させていただきます。2•事故データ分析(平成6年~)事故データ収集・分析、GISデータ化、事故地点マップ•交通安全教育の推進(平成8年~)•ヒヤリハットマップ作成(平成18年)•中央線抹消の評価•通過交通/抜け道対策•事故多発ヶ所の交通安全対策(平成8~9年、17~18年)研究所における交通安全研究(平成14年~) まず、研究所における交通安全研究の推移です。先ほど所長から話がありましたように、平成6年から事故データの収集を始めています。平成11年のデータからはGIS、地理情報システムに入れて処理しています。今年、豊田市内の全小学校を対象にヒヤリハットマップの作成を実施しています。これについては後で説明させていただきます。さらに、豊田市からの調査委託ということで、昨年と今年度の2年間、事故多発地点を選定して交通安全対策を行っています。 交通安全対策については、この絵にありますように、人と環境、車という3つの視点から対策を打っていくのがいいと言われています。3交通安全対策のメニュー車での車での交通安全対策交通安全対策•エアバックなど安全装備の充実•ブレーキアシストなど危険回避制御技術•先進安全自動車人に対しての人に対しての交通安全対策交通安全対策•交通安全教育•ヒヤリハットマップ•事故発生地点図の作成環境に対しての環境に対しての交通安全対策交通安全対策•事故危険箇所の抽出•事故危険箇所の対策•細街路での対策•中央線抹消人人人車車車環境環境環境役割分担が重要この3つうちの車については自動車メーカーでやっていただくということで、私どもは人と環境についてきちっとやっていきたいと思っています。ただ、3つの観点が相互に関連し合いながら、役割分担をしていくことが重要だと考えています。4研究所で担う交通安全対策人に対しての人に対しての交通安全対策交通安全対策•交通安全教育•ヒヤリハットマップ•事故発生地点図の作成など環境に対しての環境に対しての交通安全対策交通安全対策•事故危険箇所の抽出•事故危険箇所の対策•細街路での対策•中央線抹消など事故データの収集・分析評価研究所では、事故データを収集分析して人と環境について攻めていこうということです。最終的には、どのような事故対策が有効なのか、評価まで行って

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