平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--25変化を民間のエコノミーで補っているわけです。これを公共部門のまちづくりなどの問題にも適用できるはずです。情報通信発信メディア、CGMの中で、主として企業は、われわれがお互いに情報交換しているブログとかSNSに注目して、それを自分の商売のネタ、情報源にしています。詳細は時間がありませんので省略します。7その3消費者発信メディヤ(CGM) アメリカでは公共部門でもそれを使っています。例えば、政治動向とそれに対するコメントを出す、それに対する動向も常に気にしながらやっています。ところが、まだ日本ではあまりやられていませんが、民間は結構使っているということです。こういうものが、公共のところで使えないか、あるいは、住民参加の1つの手段として使えないかと考えています。88.その他7.優待クーポン6.ポイント・マイレージサービス:エコポイント5.インタビュー:ワークショップ4.テレマーケテング3.PC・携帯メール・ブログ:掲示板2.ダイレクトメール1.アンケート:意識調査、パブリックコメントその4シナジーマーケテング(株)顧客管理(CRM)の手段と公共部門の施策 例えば顧客管理(CRM)の手法として、アンケートやダイレクトメール、PC・携帯メール・ブログ、テレマーケティング、インタビュー、ポイント・マイレージサービス、優待クーポンといろいろあります。そのうち、行政サイドでは、意識調査やパブリックコメント、それから、掲示板はやっています。そのほか、インタビュー、ワークショップ、ポイント・マイレージサービスに相当するものは最近名古屋でやっているエコポイントがあります。アイディアはほとんど一緒で、それをどういうふうに横展するかということだと思うのです。そういう意味で、PC・携帯メール・ブログを使いたいということです。 実験するにはやはりコンテンツが必要ですから、今回は豊田市さんがおやりになっているバスマップに対する市民意見を集める手段の1つとしてブログを使いました。あと1つ、TDM社会実験についての意見集約も試みましたが、これは失敗しました。TDMの参加者の意見をインターネットで集めようとしましたが、個人情報保護の絡みで、そのアドレスを入手することができずに断念しました。豊田市さんからパブリシティーもやっていただきましたし、私のホームページでも出しましたが、結果的に大変残念ながらアクセスできませんでした。4.今回の試行・・①市民意見収集方法と②バスマップ改善方法【意見の募集①】 交通まちづくり市民交流サロン(10/19) 【マップの検討②】学生によるワークショップ開催(2/6、10)桜花学園大学及び豊田工業高等専門学校の学生、教授に集まってもらい、現マップに関する意見交換や改善点の検討を行う。 バスマップは相当強力にご支援いただきました。12月26日にホームページの上でブログを開設しました。豊田高専の荻野先生の教室と桜花学園大学の森田先生の人文学部観光文化学科の学生さんに協力をお願いしました。一般の人も書いてくれましたが、完全な市民参加ではありません。授業で検討し、ブログに書き込んでいただいて、ワークショップを開催し、意見交換会も開催し、今、新マップができつつあります。こういう全体のプロセスの中で、ブログを活用したということです。
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