平成18年度 研究成果報告会開催記録
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--24ていますが、その目的は何かということです。先ほどステークホルダーの話もありましたが、ITS-P21という組織は、行政と企業の間に入って、市民や住民の意見をまとめて提供したいと考えています。31.NPO法人ITSプラットホーム21わたしたちは「交通まちづくり」に関する利用者・市民の声を広く収集・分析・提供し実現を目指す団体です 私は直前に、ETCの推進組織、セキュリティ財団にいたのですが、必ず出てくることは「ユーザーの声は何だ」「市民の声は何だ」ということです。しかし、集まって来る人の中にユーザーはいません。メーカー、行政、学者といった方々です。少しでも本当の市民参画にトライしたい、ライフワークとしてやりたいということでNPO法人ITSプラットフォーム21を立ち上げました。 今回は、その中でもインターネットを使いたいということです。42.今回の目的・狙い最近のインターネットの普及に見合った市民、利用者の声を収集する手法を模索・試行したい結果的に従来と異なる層・母集団の人たちとのコミュニケーションが広がるのではないか?仕組みができれば、効率が上がるのではないか?骨子1)ブロブ」をITS-P21のHP内に立ち上げ。2)具体的なテーマを取り上げ、書き込みを募集テーマ1.豊田市におけるTDMについてテーマ2.豊田市バスマップについて3)結果の分析・評価今日はウィークデーですから、ここに来られている方はほとんど関係者で、一般の人は来れないわけです。学生も若い者も本日仕事で来れない人たちの意見が大衆で、それをどう集めるかということも必要です。 そのための手段として、既存のものもありますが、現在、急速に進歩しているインターネットをどう活用して、それによって、従来とは異なる層の人たちとコミュニケーションをとるのかということを目的としています。こういうことを豊田都市交通研究所さんに申し込んで、1度やってみろということでご助成いただいたということです。 その背景として、インターネットがどのように進化しているのか、3点ぐらいかいつまんでご説明します。これは今年の7月に総務省から出された情報通信白書です。53.目的の背景(情報通信白書H18から)その1その1は、ユビキタスエコノミーと言われています。ここに書いてありますように、モバイル、電子タグ、ブロードバンドなどが急速に発展して、インフラが整っているということです。企業はそれを使って、利用者に対して働きかけています。6その2今や、利用者も使い始めていて、SNSやブログなど、CGM(Consumer Generated Media)を使って相互に連携しています。このライフスタイルの

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