平成17年度 研究成果報告会開催記録
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-31- 中心市街地に行く回数を増やすための総合的な情報提供がなされ、道具はそろった。けれど、それを使って、本当に中心市街地へ行く人が増えるのか。だから、中心市街地へ行って、活動して帰ってくるときに、どういう交通を使うとうまくいくのか、あるいはどこで食べてどうするかというスケジュール支援までに変更したいということです。 それから、都市交通力ランキング。かなり質問がありましたが、重要なテーマだと思います。一番の問題は、35都市収集中、まだ途中だということです。早く基礎データをそろえてランキングを公開して批判を受けるべきだろうと思います。先ほどの質疑で急いで付け足したのですが、地域別の評価はもちろん、合併によって地域が非常に大きく違ってくるので、大変だということです。今、35都市のデータをそろえて、一生懸命やっていますが、なかなか分かりづらいところがあるので、35都市からもう少し絞り込んでライバル都市を決めて、そちらの都市からもお金をもらって共同研究的にやれないかと思います。 交通モデル都市の評価としては、高齢者の人が病院に行けない割合がどれぐらいか、あるいは中心市街地へ苦もなく行ける人の割合はどれぐらいかといった活動参加力が1つのモデル都市の指標になると思います。また、満足度という話がありましたように、生活の質という形で評価をするという方式もあります。そういうのを使うのも面白いかと思います。 今日は2回目の研究報告会ということで、雰囲気で伝わったと思いますが、所員もまだ慣れていないので、非常に緊張して発表しています。発表に慣れていて、こんな質問が来たら、こうかわそうなどという技はまだ身につけていない段階です。まだみんなにあまり知られていない人、これからスターになるかもしれない人が出ているわけですので、皆さん、今後の成長に期待していただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。⑥⑥「都市交通力」ランキング「都市交通力」ランキング金光金光「都市交通力」は重要なテーマ。中核市(35都市)比較の基礎データ、収集中。ランキングを公開して、批判を受けるべき。合併も踏まえて、地域別評価も考慮したい。「ライバル都市」との共同研究にできないか「交通モデル都市」としての評価=活動参加力「生活の質」評価(仙台PTで実施)「TTRIの研究員」の成長に期待!!ご清聴、ありがとうございました。

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