平成17年度 研究成果報告会開催記録
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-23- TDM社会実験の取組みについて 大場 健司・瀬尾 和寛 TDM社会実験の取組みについてTDM社会実験の取組みについて情報企画G大場・瀬尾平成17年度平成17年度TTRI研究報告会TTRI研究報告会1.はじめに1.はじめに(1)(1)道路交通の現状道路交通の現状■市内で渋滞が多い場所↓・中心市街地に至る幹線・大きな事業所の周辺・矢作川の橋■市内で交通が集中する時間帯・午前8時頃に集中■利用する交通手段・自動車を利用する割合が「70%以上」と高い(2)渋滞緩和のための施策(2)渋滞緩和のための施策ハード的対策ソフト的対策・道路の新設、拡幅(車線数の増加)・交差点の改良(右折レーン追加等)・交通結節点の整備(P&R駐車場整備等)・信号現示の調整・既存道路の有効利用(リバーシブルレーン等)・TDM中長期・費用大中長期・費用大短期に取組み可短期に取組み可(3)(3)TDMTDMとはとはTDM(Transportation Demand Management交通需要マネージメント):交通行動の変更を促すことにより、都市や地域レベルの交通混雑を緩和する手法(例)・車の代わりに公共交通(電車やバス等)へ乗り換え・車の代わりに徒歩や自転車を使用・混雑時間帯を避け、すいている時間帯に車を利用2.これまでの取組み2.これまでの取組み・TDM施策について考える「TDM勉強会」を発足・道路交通情報の提供等、「ITSモデル地区実験」を実施・公共交通の利用等を推奨する「TDMの日」として毎月第3水曜日を指定展開期(平成8~12年度)・「TDM勉強会」を「TDM研究会」に改称・「TDMの日」を「のりあいエコデー」に改称(対象日:毎月第1・3水曜日)・通勤手段転換を促すため通勤用バスを運行(企業での施策)・通勤手段転換等で渋滞緩和を目指す社会実験を実施拡充期(平成13~16年度)・「豊田都市圏新渋滞対策調査委員会」を設置・鉄道通勤への転換、都心部「通勤方法転換の実験」を実施始動期(平成5~7年度)■研究所では、官民協働の取組みとして「TDM研究会」を設立し、TDMを実施する社会実験など、渋滞緩和に向けて取組んできた3.平成16年度3.平成16年度TDMTDM社会実験の概要社会実験の概要(1)(1)実験のねらい実験のねらい■実験参加者へ「公共交通や徒歩・自転車への転換」と「時差出勤」を施策メニューとして用意し、通勤時道路交通混雑の緩和効果を把握■参加者の体験による「TDMの啓発」■■ITS世界会議の開催に併せて「大規模に実施」(2)(2)実験期間実験期間平成16年10月18日(月)~22日(金)の5日間
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