平成17年度 研究成果報告会開催記録
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-11- す。左側は渋滞箇所認知数で、豊田市で慢性的に渋滞している箇所を知っていますかと聞いた結果です。知らない人が1割ぐらいで、あとの9割ぐらいの人は、何カ所かは知っているということです。注目すべきは、1割強の人が10カ所以上、非常にたくさんの渋滞箇所を知っているということです。 右側は、抜け道の箇所はどれぐらい知っていますかと聞いた結果です。知らないが19%、約2割ですから、8割の人が少なくとも数カ所は知っているということです。10カ所以上と非常に多くの抜け道を知っている人もたくさんいます。 渋滞箇所の認知数と抜け道箇所の認知数の関連をみるためにクロス集計をしてみると、渋滞箇所をたくさん知っている、例えば10カ所以上の渋滞箇所を知っている人は、抜け道箇所も10カ所以上知っているということで、かなり相関があると分かりました。 次に、抜け道の認知方法、どのようにして抜け道を知ったかという問いには、「たまたま運転中に発見した」、「知人に聞いた」というのが多いのですが、中には「自ら実走して探した」とか、「地図を見て探した」という回答も多く、いわゆる自発的に探しているドライバーも相当数存在するということが分かりました。 次に、抜け道をどれぐらい利用するか、抜け道の利用頻度です。利用しないは6%で、あとの94%は少なくとも利用しているという状況です。この利用しない人になぜ利用しないのか聞いたところ、「時間を短縮できそうにない」、「狭い道ですれ違う自信がない」といった意見が多くなっています。 続いて、抜け道を利用する人に利用する際の判断、つまり、どういうときに利用するかというこ渋滞・抜け道箇所の認知数渋滞・抜け道箇所の認知数10箇所~12%5~9箇所30%1~4箇所47%知らない11%5~9箇所15%10箇所~11%1~4箇所55%知らない19%渋滞箇所認知数抜け道箇所認知数n=427n=4188割のドライバーが抜け道を認知している。渋滞箇所と抜け道箇所の認知数の関連渋滞箇所と抜け道箇所の認知数の関連渋滞箇所認知数0%20%40%60%80%100%知らない1~4箇所5~9箇所10箇所~10箇所以上5~9箇所1~4箇所知らない抜け道箇所認知数n=414 P=0.01抜け道の認知方法抜け道の認知方法0%20%40%60%その他カーナビに表示されて知った地図を見て探した他の車についていって知った自ら実走して探した知人に聞いたたまたま運転中に発見したn=341注)主なもの2つまで。回答総数を回答者で除した割合。自発的に探したドライバー必ず利用する9%利用しない6%よく利用31%たまに利用54%n=36n=418抜け道の利用頻度抜け道の利用頻度抜け道を利用する際の判断抜け道を利用する際の判断050100150200250前方が渋滞しているとき急いでいるとき習慣的に前方の信号待ち時間を考えてあらかじめ渋滞箇所を予測して気分によって票1位2位n=341注)主なもの2つまで
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