平成17年度 研究成果報告会開催記録
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-10- 7時のピーク率は13.4%と非常に高いものとなっています。したがって、特に朝の通勤時に抜け道として利用されているのではないかということが把握できます。 一方、両方向の交通がある白山地区の市内方面を見てみると、午前中の交通量が多いのですが、ほかの時間帯や休日の交通量も割と多いことが分かります。通常の道路としても使われていて、朝だけ抜け道のような利用のされ方をしているということで、寿地区とは違った結果が出ています。ピーク率を見ても寿地区と比べて低く、大きな道路、幹線道路に近い値を示しています。割と必要な道路として使われているということが分かります。 続いて、【B】意識調査の説明をしたいと思います。調査対象は一般ドライバーと職業ドライバーです。一般ドライバーは豊田市の主要7地区に在住している人を対象に挙母や松平といった昔の地区割の中心部でアンケートを配布し、トヨタ自動車関連企業にもご協力いただいております。職業ドライバーは、豊田市内のトラックやタクシーのドライバーを対象としています。 調査内容は、豊田市内の道路交通環境やメインとなる抜け道の利用状況・意識、ドライバーの運転特性などで、調査時期は2004年12月、配票郵送回収により実施しました。一般ドライバーに1,700票、職業ドライバーに100票を配布して、24%にあたる合計434票の有効票を得ています。400票を超えているので、統計的に見ても妥当な票数が得られているのではないかと判断しています。 回答者属性は、男性64%、女性36%ということで、やや男性が多く、年齢は30代から60代、中でも50代が少し多くなっています。職業は、過半数が勤め人・自営業です。運転歴は20年以上、居住年数も比較的長い人が多い結果となっています。つまり、豊田市在住歴が長いベテランドライバーから多く票を得ていると言えます。なお、地区の偏りはなく、各配布地区において満遍なくとれています。 では、アンケート(意識調査)の結果について説明します。まず、渋滞・抜け道箇所の認知数で交通調査結果(白山地区市内方面)交通調査結果(白山地区市内方面)010020030040050060001234567891011121314151617181920212223時台010203040506070km/h平日交通量休日交通量平日平均速度休日平均速度平日休日ピーク率10.5%9.0%昼夜率1.311.23ピーク率は寿地区ほど高くない抜け道の他、通常のアクセス道路としても利用【【BB】】意識調査の概要意識調査の概要中心部豊田市(合併前)配布地区調査対象①一般ドライバー・豊田市主要7地区に在住・トヨタ自動車関連企業に勤務②職業ドライバー・豊田市内のタクシーやトラックのドライバー調査内容・豊田市内の道路交通環境・抜け道の利用状況・意識・ドライバーの運転特性など調査期間・方法および回収率2004年12月に配票郵送回収により実施一般ドライバー用:1700配票職業ドライバー用: 100配票434票の有効票(有効回収率24%)回答者属性回答者属性項目カテゴリー度数比率男27664%女15536%30歳未満5012%30歳代6716%40歳代9221%50歳代10123%60歳代9221%70歳以上286%勤め人・自営業24857%主婦・家事手伝い4410%職業ドライバー5613%アルバイト・パート235%無職6315%性別年齢職業項目カテゴリー度数比率 1~ 3年92% 3~ 5年256% 5~10年307%10~20年7317%20年~29368% ~10年349%10~20年4812%20~30年13234%30~40年8722%40~50年8722%豊田市居住年数運転歴豊田市在住暦が長いベテランドライバーから多くの票を得ている
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