平成17年度 研究成果報告会開催記録
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-2- 報の発行などで、豊田都市交通研究所が何をやっているのか、市民にとってどのようなことが期待できるのか、やる気があるのかというようなことを皆さんに知ってもらおうということです。 そして、次に受託事業は、豊田市やトヨタ自動車などがいろいろなテーマ、課題を抱えていますので、委託金額でそれに対する研究をしてくださいというような受託事業です。先ほどご説明があったように豊田市の交通まちづくり推進協議会ができて、「交通まちづくり」というのは太田先生が提唱する非常に重要なキーワードで、わが国では太田先生がつくられた言葉ですが、それを積極的に推進しようとしているということです。 研究企画委員会は、学識経験者6名、民間3名、市役所1名、研究所2名の12名で構成しています。 研究所の研究体制は、研究主席の安藤さんが研究体制のまとめ役を受け持っており、3つのグループから構成されています。研究職員は赤い点線で囲まれた部分で、契約社員を含めて2グループ8名の体制となっています。大学の研究所よりは大きいけれども、非常にこじんまりとした規模で頑張っているということです。 自主研究の方針は、先ほど説明があった4つのテーマを柱に、レベルを2つに分けようということです。研究体制を見ていただくと分かるように、研究所で採用している専従の職員と、豊田市とトヨタ自動車からの出向で来られて一定の年限で交替する方がいますので、研究所全体がチームとなってやるテーマと、研究員それぞれが個別の興味をいかしながら、やる気と責任を持ってやるテーマと2つに分けて取り組んでいます。 豊田市をフィールドとした研究の例です。中央線の抹消は、平成11年から15年度まで、市内の62カ所で実施しているものです。これは全国的に見ても豊田市が最も進んでいると思いますが、研究所が事前に調査をして、この場所で本当にいいのか、事故が減ったのか、大型車の混入率はどうなったのかということを分析して、その評価をしています。 右側は事故データの分析です。事故データはな研究企画委員会の位置づけ研究企画委員会の位置づけ研究企画委員会12名で構成学識者6名民間3名市役所1名研究所2名プロジェクトマネージャー自主研究プロジェクトAスタッフプロジェクトマネージャー自主研究プロジェクトBスタッフテーマの考え方テーマの設定研究の進め方について助言・指導研究の進め方について助言・指導研究所相談報告相談報告評価、報告今後の展開豊田市1名豊田市2名専従職員3名契約社員1名トヨタ2名契約社員1名研究主席(専従職員)経営管理グループ情報企画グループ調査研究グループ理事長(非常勤)所長(非常勤)専務理事(トヨタ)事務局長(市役所)研究体制研究体制研究職員自主研究の方針自主研究の方針研究の柱研究の柱研究の柱ITSITSITS交通安全交通安全交通安全交通政策評価交通政策交通政策評価評価自主研究テーマとして2つのレベルを設定自主研究テーマとして2つのレベルを設定自主研究テーマとして2つのレベルを設定(1)研究所テーマ研究所として継続性を持ち、全研究員で取り組む研究。↓組織として情報発信(1)(1)研究所テーマ研究所テーマ研究所として継続性を持ち、研究所として継続性を持ち、全研究員で取り組む研究。全研究員で取り組む研究。↓↓組織として情報発信組織として情報発信(2)研究員テーマ各研究員の提案を基に、自主的に行っていく研究。↓学会等への成果発表(2)(2)研究員テーマ研究員テーマ各研究員の提案を基に、自各研究員の提案を基に、自主的に行っていく研究。主的に行っていく研究。↓↓学会等への成果発表学会等への成果発表公共交通公共交通公共交通豊田市をフィールドとした研究の例豊田市をフィールドとした研究の例・中央線抹消・事故データ分析・TDM社会実験・玄関口バス豊田市駅西口市役所加茂病院広路町(ジャスコ前)アイプラザ豊田税務署南木金土日月火水020406080100120140160人Q21 実験に参加した時の感想(複数回答)1147012729999772081062203711919361016416167438105152479121303002001000100200300400普段より早く楽公共交通機関に合わせるのが大変家から駅・バス停が遠いことを実感駅・バス停から職場が遠いことを実感電車・バスで新聞雑誌を読む時間がありリラックスできた電車・バスが混雑して疲れた体を動かすことができてよかった帰宅時に電車・バスがなくて大変家族に送迎してもらったので申し訳なかった帰宅時の時間に気疲れした普段と変わらなかった普段より時間がかかり気疲れした帰りに飲酒する機会ができ楽しかった電車・バスが思ったより快適その他3002001000100200300400トヨタ以外 実験不参加トヨタ以外 実験参加トヨタトヨタ以外トヨタ設問なしQ5×27 実験参加者方面別転換可能性18452021881029372328313933019027222414612351700295453925963463124062626272252735291994028377944723758739697341304733101979356253537413867126233209138104112470286527465512258253036612011910225625229226914799786549293483777270947067716863743293821844925713612080%20%40%60%80%100%中心市街地内国道155号(瀬戸方面)国道419号(藤岡方面)国道153号(足助方面)県道則定豊田(高橋方面)国道301号(松平方面)国道248号(岡崎方面)国道155号(高岡方面)国道153号(三好・名古屋方面)総計トヨタ町内環状、国道155号(瀬戸方面)国道419→248号(猿投方面)外環状・内環状(高橋方面)国道248号(岡崎方面)県道三河豊田~大林、竜神方面外環状(豊田IC方面)総計(参考)中心市街地総合計(参考)トヨタ本社地区総合計転換したいできれば転換したいと思うどちらとも言えないできれば転換したくない転換したくない
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