1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 かし,冬期に走行距離が短くなるという運転制限がリスク低減に有効ならば,RDE件数が冬期に増加することはなく,時期による変動は小さくなるだろう. 本研究では,85名中,ひと月20日以上の記録のある月が1月から12月までそろっている24名 (平均年齢67.2歳,SD=7.6,男性17名,女性7名) を対象に,走行距離 (表4-10) とRDE件数 (表4-11) を集計した.月ごとに差があるかどうかを検討するために,それぞれフリードマン検定を行ったところ,走行距離にのみ有意差が認められた (走行距離: χ2 (11)=55.18, p <.01),RDE件数: χ2 (11)=17.54, p <.10,RDE件数 (千 kmあたり): χ2 (11)=18.73, p <.10)).走行距離に有意差が認められたため,月ごとの違いを検討するために,各月の全ての組み合わせについてウィルコクソンの符号順位検定を行った.その結果,1月および2月とその他の月の間に有意差が認められ (p <.05),1月と2月はそれ以外の月よりも走行距離が有意に短いことが示された. 走行距離 平均 SD 580 315 562 374 733 336 765 392 748 387 689 360 780 391 735 332 747 360 743 392 754 344 698 302 27 中央値 541 208-1341 459 151-1699 648 230-1388 732 143-1598 711 192-1775 645 147-1436 653 255-1705 744 258-1377 765 231-1383 701 193-1354 740 234-1304 646 300-1294 範囲 表 4-10 月ごとの走行距離
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