高齢ドライバーの人間特性と運転行動を考慮した危険事象の推定
15/40

その結果,RDEは総走行距離1,137,118 kmに対して2,483件となった.表3-3は,各変数を走行距離グループに着目して整理したものである. RDE (千kmあたり) 年齢 性別 MMSE TMT Part A (秒) TMT Part B (秒) 静止視力 交差点数 (/面積) 小売事業所数 (/面積) 気温変動 回避道路 (/24箇所) 月間走行距離 (km) RDE件数を目的変数としてポアソン回帰分析を行った結果を表3-4に示す.表3-4から,回避道路をのぞくすべての変数のWald検定が有意であることがわかった.各変数の偏回帰係数によると,たとえば認知機能や視覚機能が高いとRDE件数が少ないと予測されることが示された. 表 3-2 各変数の走行距離グループによる違い 平均 4 69.9 男性9名/女性7名 28.3 38.8 115.3 73.8 0.8 11.2 41.7 0.5 11.8 211 9 7.6 1.5 15.7 0.3 9.2 51.5 0 6.0 73 10 0-35 51-82 26-30 25-87 54-367 0.4-1.3 3.7-38.1 9.3-221.4 0.5-0.5 2-22 51-317 走行距離グループ 低群 (16名) SD 範囲 2 2 67.7 7.6 男性42名/女性24名 28.3 1.6 33.9 10.0 90.3 29.1 0.8 0.3 11.2 8.8 41.2 45.3 0.5 0.0 13.1 6.0 746 294 高群 (66名) 平均 SD 0-9 50-83 23-30 19-58 46-180 0.3-1.6 0.4-38.1 2.2-221.4 0.5-0.5 3-24 342-1,399 範囲

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る