33 ため,他都市より多めの回答を得る設計としている.なお,豊田市は中心市街地,郊外,中山間地域を包含する地方都市の縮図のような都市であり,当該回答比率の多さが地方都市としての回答傾向を大きく歪めないものと判断し,当該回答結果のすべてを分析に組み入れている. 調査は,インターネット調査会社(株式会社マクロミル)に登録する15歳以上のモニター(N=481,121)を対象に実施した.なお,今後地方都市ではさらなる増加が予想される高齢者など,多様な年齢層や性別の影響を予想したことから,性別,年齢階層ごとに当該母集団に対して,無作為に調査依頼を行い,各階層ごとの目標数に到達した段階で調査を終了した. 調査項目は,回答者の生活道路の価値に対する意識,生活道路の維持管理方法に対する意識とともに,回答者の個人属性,普段の活動や交通手段,居住地の道路環境の評価を伺った.なお,生活道路の価値に対する意識,生活道路の維持管理に対する意識は,広範な地域を有する地方都市の特性や,対比的にその価値を判断するに有益であろう幹線道路の価値を併せて調査する設計手法を採用した.具体的には,図 4-1に示す6つのイメージ図と文字情報による具体的な特徴を回答者に提示し,道路種別(生活道路・幹線道路),整備されている地域(中心市街地・郊外・中山間地域)ごとに回答を求めた. 表 4-1 調査概要 対象:政令市を除く東海3県の都市に居住する15歳以上の(株)マクロミル登録モ調査方法:WEB調査 時期:2021年11月26日〜29日 回収数:1,039名(豊田市=191名,それ以外848名),有効回答927名,男女別,年齢階層別(15-19歳,20-29歳,30-64歳,65-74歳,75歳以上)でおおよそ均等となるように回収 調査項目:属性,居住地,普段の活動・交通手段,居住地の道路環境の評価,道路の価値に対する意識,道路の維持管理に対する意識
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