歩車分離信号の効果に関する研究
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図 6-3 歩行者専用現示導入順位によるパターンについて 前節で残っている課題、3つの交差点を導入するシナリオ1-6は、2つの交差点を導入するシナリオ1-5よりも平均遅延時間の増加幅が小さいという特徴は系統制御効果で解釈できない。系統制御効果は信号時間が主道路に与える影響を評価できるが、従道路への影響においては、従道路に隣接している各交差点のサイクル長は異なるため、従道路への影響は評価できない。そこで、解釈できない特徴は信号時間が従道路に与える6.3 歩行者専用現示導入の順位による効果について 時間となる。各シナリオは導入前後のオフセットは保持するため、導入前後の系統青時間も同様。系統制御効果で上記①②特徴の原因を解釈できれば、系統制御効果または系統青時間増加の方向と平均遅延時間増加の方向は逆である。系統青時間増加の順位はシナリオ1-5/シナリオ1-6―>シナリオ3―シナリオ2/シナリオ4―>現況。シナリオ1は系統制御ではないため、計算できない。平均遅延時間増加の逆方向は系統制御効果増加の方向と一致している。以上で特徴①を解釈できる。ただし、シナリオ5とシナリオ6の系統青時間が同様であり、特徴②を解釈できず、課題を残っている。 34

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