5.2 現況再現精度の評価指標 図 5-1 シミュレーションネットワーク 21 予測精度の評価指標には、一般にRMSE(平均二乗誤差の平方根)、MAE(平均絶対誤差)、MAPE(平均絶対パーセント誤差)が用いられる。RMSEは、回帰分析における予測精度の評価指標の一つであり、実測値と予測値の差の二乗の平均値を取り、その平方根を計算したものである。RMSEが小さいほど、予測精度が高いと評価される。ただし、外れ値に対して敏感であるという欠点がある。一方、MAEは、実測値と予測値の差の絶対値の平均値を計算したものであり、MAEが小さいほど、予測精度が高いと評価される。MAEは外れ値に対して強い利点がある。また、MAPE(平均絶対パーセント誤差)は、実測値と予測値の差を実測値で割ったものの絶対値の平均値であり、
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