豊田市駅前大型商業施設の開業による回遊行動への影響に関する研究
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4.BIツールを用いたWPSデータの可視化・共有環境の作成 4-1.WPSデータの可視化・共有環境の概要 今後の発展的なWPSデータの活用に向け、センサの設置に協力を頂いている豊田市駅周辺地区の事業所等の関係者とデータを共有し、各々の事業者の視点でデータを役立ててもらうことを目的としたWPSデータの「可視化・共有環境」を試作した。 具体的には、多量のデータ集計・分析の知識がないユーザーでも、直感的な操作が可能で比較的容易に扱うことができることから、Business Intelligenceツール(BIツール)を活用した。BIツールは様々なソフトウェア・サービスが既に提供されているが、ここではで作成したデータベースを実装することで、関係者等とのWPSデータの可視化・共有環境を構築した。 4-2.作成した可視化・共有環境の画面構成 作成した可視化・共有環境(以下、WPS-BI)は以下に示すような画面構成となっている。 本ツールを使用するユーザーが目的に応じて任意に日付やセンサ、時間帯等を選択することができ、選択した条件に応じた基礎集計結果(検出端末数の日推移、選択期間全体での各センサの検出端末数、選択期間全体でのセンサグループでの検出端末数)が自動でグラフとして描画される(図 4-1参照)。 図 4-1 WPS-BIの画面構成(基礎集計) Microsoft Power BIを活用することとした。 Power BIはBIツールの基盤として活用するものであり、ここにWPSデータの分析過程29

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