3-3-2.回遊行動の変化に関する分析 T-FACE A館（1階～6階）のリニューアルオープンが周辺との回遊に与えた影響につい T-FACE A館とTM若宮駐車場・参合館・KiTARA（商業・業務棟）の各施設との間でのKiTARA（商業・業務棟）は比較的若い年代向けの商業施設であるため、T-FACE A館来訪22 て確認するため、主な周辺施設（TM若宮駐車場、参合館、KiTARA（商業・業務棟））との回遊状況の変化について確認する。 回遊者数の推移について、それぞれ図 3-9、図 3-10、図 3-11に示す。 まず、それぞれのグラフから読み取れる回遊状況の変化について以下に整理した。 図 3-9からは、リニューアルオープンにより、T-FACE A館とTM若宮駐車場との間の回遊者数は一時的に松坂屋豊田店閉店前と同程度になるものの、最終的には松坂屋豊田店閉店前より回遊者数はやや少なくなっていることが読み取れる。 図 3-10からは、リニューアルオープン後のT-FACE A館と参合館との間の回遊者数は松坂屋豊田店閉店前とほぼ同等程度であることが読み取れる。 図 3-11からは、リニューアルオープン後のT-FACE A館とKiTARA（商業・業務棟）との間の回遊者数は松坂屋豊田店閉店前よりやや多いことが読み取れる。 以上を踏まえ、T-FACE A館（1階～6階）のリニューアルオープンが周辺との回遊に与えた影響について考察を加える。 このことから、リニューアルオープン後のT-FACE A館へは、松坂屋豊田店閉店前と比べて自動車で来訪する人が減少している可能性が考えられる。 このことからは2つの可能性が考えられる。1つ目は、リニューアルオープン後にT-FACE A館来訪者の属性には変化が生じたものの、もともと参合館との間で回遊していた人が引き続き同様の行動をとっている場合が多いという可能性である。2つ目はT-FACE A館来訪者の属性の変化が両地点間の回遊者の属性にも影響を与えているが、回遊者の総量としてはほぼ変化が見られないという可能性である。 者の内、20代の年代が若くなったことで、2地点間の回遊者数が多くなっている可能性がある。
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