豊田市駅前大型商業施設の開業による回遊行動への影響に関する研究
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3-3.回遊行動の分析 遊行動の分析を行う。なお、データ取得対象の施設等は表 3-1に整理した通りだが、ここでは松坂屋豊田店の閉店・T-FACE A館(1階~6階)のリニューアルオープンとの関係が特に強いと想定された施設等や、Wi-Fiパケットセンサデータとの比較という意味を含め、一部の施設・地点に関する分析結果のみを示す。なお、KLAデータを用いた回遊行動の分析については、次年度以降の研究テーマにおいても引き続き実施する予定である。 松坂屋豊田店の閉店およびT-FACE A館(1階~6階)のリニューアルオープン前後の人流の状況を確認するため、T-FACE A館とその周辺地点(TM若宮駐車場、豊田市駅西側ペデストリアンデッキ、喜多町2丁目交差点)での来訪者数の推移を確認する。なお、周辺地点は下記の特徴を考慮して選出した。 ルオープン後も、来訪者にとって最も利便性が高い駐車場である。 豊田市駅西側ペデストリアンデッキはT-FACE A館の出入り口と接続しており、松坂屋豊田点の閉店、T-FACE A館(1階~6階)のリニューアルオープンによる影響を受けやすいと想定される地点である。 喜多町2丁目交差点は、豊田市駅東側の主要な店舗・施設への来訪者の多くが通過すると考えられる地点である。 19 KLAデータを用いて、WPSデータからは把握できなかった「来訪者の属性」を含めた回3-3-1.来訪者数の推移 (1)分析対象施設等 TM若宮駐車場はT-FACE A館の最寄り駐車場であり、松坂屋豊田店営業時もリニューア

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