豊田市駅前大型商業施設の開業による回遊行動への影響に関する研究
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図 2-4 端末毎の詳細な回遊分析の例(その3) 8 図 2-4の事例は、喜多町駐車場を起点に、豊田市駅東側の施設(参合館やギャザ)のセン 9時過ぎに喜多町駐車場に自家用車を駐車し、徒歩で参合館へ移動して館内(図書館等が~20分ほど滞在してから一度喜多町駐車場へ戻り、再度ギャザへ移動し、2時間ほど滞在サで検知されていることから、車で豊田市中心部に来訪し、豊田市駅東側の施設で過ごした人物が持つ端末の回遊行動を捉えているものと推測される。具体的な回遊行動は以下の通りである。 想定される)に2時間ほど滞在している。その後、11時30頃にギャザへ移動した後、10してから最後に喜多町駐車場へ戻って帰宅したものと推測される。この事例では途中で駐車場へ戻っている様子が読み取れるが、駐車場が無料で利用できる3時間の駐車時間を迎える少し前に相当するタイミングであることから、無料で駐車場を利用するため、一度駐車し直した可能性があることも推測される。 以上のように、各端末の回遊状況を詳細に把握することも可能であるが、全ての端末の回遊について、詳細に確認することは現実的ではないため、以降では各センサでの検出された端末数や、設定した回遊に該当する端末数を集計して示すこととする。

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