高齢運転者を対象とした経路探索 アルゴリズムの開発
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図 2-1 高齢者の補償運転の分類と実行率 3 2. 現状整理及び本研究の位置づけ 本章は、高齢者を対象としたカーナビの最新動向や問題点、事故リスクの設定方法および本研究の位置づけを述べる。 2-1 高齢者を対象としたカーナビの最新動向や問題点 本章の研究内容は次の通りである。まずは、高齢者を対象としたカーナビの最新動向や問題点を整理する。具体的に、国内・海外の研究文献調査を通じて、高齢運転者を対象としたカーナビゲーションシステムの経路探索アルゴリズムに関する最新動向を把握する。また、既存カーナビゲーションシステムが高齢者に使用される際の問題点(例えば、不要な情報提供、操作の難しさ等)を整理するとともに、高齢者が事故に遭遇することを回避するための道路環境や運転特性との関連性を把握する。整理結果を次に示す。 高齢者の補償運転の特性に関する整理結果を図 2-1、図 2-2に示す。また、カーナビ最新製品の運転支援方法に関する整理結果を図 2-3~図 2-5に示す。

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