高齢運転者を対象とした経路探索 アルゴリズムの開発
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18 その結果、インタビュー調査の被験者を対象とした提示する候補走行経路を2種類(井郷地区起点、浄水地区起点)作成した。地図上では、候補走行経路の2ルート、高齢運転者の事故発生箇所・内容・類型、そして、被験者の自動車運転時のプローブデータの解析による急ブレーキの発生箇所が示される。このようなかたちで、デジタル道路地図、交通事故情報、高齢運転者のプローブデータの融合が実現できるようになった。高齢者を対象としたインタビュー調査では、候補移動経路を提示しながら、事故発生状況や急ブレーキ箇所の情報を説明したうえで、迂回経路を利用するかどうかを尋ねる。 図 3-14 インタビュー調査の移動経路の設定結果(井郷地区起点【左】・浄水地区起点【右】) 3-3 小括 本章では、デジタル道路地図、交通事故情報、プローブデータを用いて、高齢者を対象とした経路探索アルゴリズムを検討した結果を報告した。本章で作成した移動経路の設定結果(図 3-14参照)は、第4章のインタビュー調査に使用する。

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