コロナ禍が豊田市の都市交通に与える影響のモニタリング
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 交通事故の減少は、コロナ以前の減少トレンドも相まって全体としての減少 事故類型では追突事故が減少し、出合頭事故が増加している。  追突事故の減少は、交通量および渋滞量に比例して減少傾向にあると言える。  ただし、JARTIC渋滞データは経年的に対象リンクが変化している地点もあ1433-0.0330.092 --  出合頭事故の増加は、渋滞との直接的な関係から考察する子ことは困難であり、その原因は十分に把握できていない。仮説として、走行経路の変化等が推察されるが、個々の事故についてミクロ的な分析・考察が必要であると考えられる。 路線名方向国道155号南行豊田市栄生町5丁目豊田市浄水町国道301号西行豊田市挙母町4丁目豊田市加茂川橋西詰国道155号北行豊田市八草町森下豊田市篠原町上り花下流地点名上流地点名2019年2021年2019年2021年渋滞量0.0170.183-追突事故JARTICの渋滞データにより渋滞量の変化を確認するとともに、交通事故の発国道155号の2リンクは、2019年と2021年で区間が異なっており、直接的な比較は困難であった。国道301号の挙母町4〜加茂川橋西詰では、渋滞量が約18%に減少し、追突事故は3件から1件に減少している。 3-4.まとめ 生状況について考察した。その結果、得られた知見および課題を以下に列記する。  渋滞量は交通量の減少とともに減少し、2021年はコロナ前(2019年)の58%程度となった。 傾向が顕著である。 り、ミクロ的な比較分析は地点が限られる。 表 3-8 渋滞量の変化と追突事故 44

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