コロナ禍が豊田市の都市交通に与える影響のモニタリング
33/121

(2)地点種別で見た変化 (3)道路構造別で見た変化 田豊屋古名橋豊崎岡宮一 豊田市、名古屋市、豊橋市では「交差点」の構成割合が増加する一方「単路」の割合が減少している。岡崎市、一宮市では逆の傾向が見られる。「単路」での事故は追突が代表的なものであるが、特に上述の傾向が顕著である豊田市は、コロナ禍前の「単路」事故が他都市よりも多い傾向があった。コロナ禍により道路渋滞の程度が軽減し、追突事故が減少した可能性が推察される。 1,0847897,0125,6351,5271,1921,1288491,18687820%0%40%60%100%2019年2020年2019年2020年2019年2020年2019年2020年2019年2020年交通事故の発生場所(交差点、交差点付近、単路、広場・踏切)の構成割合の変化を図 3-2に示す。 道路種別、単路部事故の車道幅員別、交差点規模別の交通事故件数の割合を図 3-3〜図 3-5に示す。道路種別の構成比を見ると、豊田市ではあまり変化が見られず、名古屋市では幹線道路(国道-主要地方道)の構成割合が減少しており、豊橋市、岡崎市、一宮市では幹線道路(国道-主要地方道)での事故割合が増加している。 単路部事故の道路幅員別構成を見ると、豊田市では狭幅員道路での構成割合が減少、岡崎市では増加している。また、交差点での事故は、豊田市では小規模交差点での構成割合が減少しており、岡崎市や一宮市ではこれが顕著に増加している傾向が見うけられる。 交通事故の構成割合変化(発生場所)80%交差点交差点付近単路広場・踏切図 3-2 交通事故の構成割合の変化(発生場所) 27

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る