空間構造と利⽤者⼼理を踏まえた安全・安⼼な⾃転⾞通⾏空間整備⽅策に関する研究
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2)出⼝ 智也・嶋⽥ 喜昭・三村 泰広・坪井 志朗・菅野 甲明︓⾞道混在型⾃転⾞通⾏空間の利⽤に及ぼす要因分析, ⽇本都市計画学会中部⽀部研究発表会論⽂集No.31, 2020. 3)「⾃転⾞国内販売動向調査 年間総括 2020年」, ⾃転⾞産業振興会, 4)ロードバイクの派⽣型「グラベルロード」は最強のロードバイクだった!?, carview, 2021.12.13, https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/27bedac24ab92f8ffd3ecb08632101d21cd741a3/ (2022.3最終閲覧) 365-3.おわりに 本研究を通じて,豊⽥市における安全・安⼼の観点からみた,⾃転⾞通⾏空間の基本的対策の⽅針,ならびに⼀例として,⾞道通⾏率の上昇が特に期待できる⾃転⾞専⽤通⾏帯整備箇所,⾃転⾞関連事故の削減が期待できる道路空間再配分箇所について提⾔を⾏った.本研究で構築したモデルを活⽤することによって,対策推進のための基礎的知⾒を得ることができるものと考える. 構築したモデルには精度⾯での課題も残されている.さらに導⼊事例の少なさから今回解析を⾒送った,⾃転⾞道といったより安全を担保できる対策内容を加味した検討も重要であろう.いずれにせよ,本研究の成果が,豊⽥市をはじめとする⾃転⾞通⾏空間整備を推進しようとする⾃治体に活⽤いただければ幸いである. 謝辞 本研究は,⼤同⼤学嶋⽥喜昭教授,菅野甲明技術職員らとの共同研究により推進した.また,同⼤学⼤学院⽯川雄⼤⽒,学部4年(当時)川原⻯輝⽒,新⽊勝⼤⽒から多くの協⼒を得た.ここに記し,感謝の意を表す.なお,本研究の⼀部は公益財団法⼈⼤林財団の助成を受けて実施した. 参考⽂献 1)坪井志朗・三村泰広・嶋⽥喜昭・菅野甲明・出⼝智也︓講習会スタイルによる⾃転⾞教育の効果に関する研究,⼟⽊計画学研究・講演集,60, 2019. http://www.jbpi.or.jp/statistics_pdf/2020_r.pdf

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