高齢運転者を対象としたテレマティクス 自動車保険の社会受容性に関する 実証的研究
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5-1 本研究による成果 本研究では、テレマティクス自動車保険の社会展開に向けた方策を検討するため、高齢者を含む運転者を対象に、インタビューやアンケート調査を通じて、その社会受容性を把握することを目的として実施した。本研究の実施を通じて得られた成果を以下に整理する。 第2章では、わが国における先進的自動車保険(テレマティクス保険やドラレコ特約付き保険)の実態を整理した。また、海外の研究事例についても、テレマティクス保険の現状及びそれに対する受容性調査の研究結果を整理した。 第3章では、先進的自動車保険の利用者を対象としたインタビュー調査を通じて、利用者側からみた該当保険の利用効果、問題点、期待内容などを明らかにした。その結果を踏まえた先進的自動車保険の活用方法や保険会社のPR方法を提案した。 第4章では、先進的自動車保険の非利用者を対象としたアンケート調査を通じて、テレマティクス保険やドラレコ特約付き保険それぞれに影響を与える要因を明らかにした。その結果を踏まえた先進的自動車保険の受容性を高める方策を提案した。 5. おわりに 29

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