図 2-18 テレマティクス保険の受容性に関する既往研究のまとめ 2-4 本研究の位置づけ 本研究では、先進的自動車保険の社会受容性を調査するため、既往研究で検討していない下記の問題点に着眼する。 高齢運転者にとって、自分自身の運転能力を把握する方法は少ない現状があるため、先進的自動車保険の利用による運転能力の改善などの効果があるかを調査する。そのため、利用者を対象としたインタビュー調査を実施する。 高齢者を含む運転者を対象に、先進的自動車保険の利用促進方策を検討するため、アンケート調査を通じて、保険商品の契約意向に影響を与える要因を把握する。そのため、行動分析モデルをアンケート調査データに適用する。 インタビュー調査やアンケート調査結果を踏まえて、先進的自動車保険の社会受容性を向上させる方策を検討することを通じて、保険利用者、保険会社、社会全体を対象とした留意点などを整理する。 2-5 小括 本章では、テレマティクス保険を含めた先進的自動車保険の現状、テレマティクス保険の社会受容性に関する既往研究の整理結果及び本研究の位置づけ等を述べた。次章から、本研究によるインタビュー調査やアンケート調査等について説明する。 13
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